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『紙屋悦子の青春』 [映画]

黒木和雄監督の遺作となった『紙屋悦子の青春』 公開初日。
ちょうど帰省ラッシュが始まった日、そして東京が激しい雷雨に見舞われ、JR山手線が数時間にわたり不通になった日だった。
会場の岩波ホールでは、高野悦子さん(総支配人)を始め、主だった出演者が舞台挨拶に顔を揃えていた。

 

       

 

一昨年11月、私は同じこの場所で、監督の前作『父と暮らせば』を観た。
その際、黒木監督が登場し、スピーチするハプニングがあった。(その記事についてはこちら
今回の舞台挨拶で、それぞれに監督を語る中で、意外にも原田知世さん(主演の紙屋悦子役)が、この出来事について触れた。
彼女もそこに居合わせていたと知った。

 

       

 

昭和20年桜の頃、鹿児島県の田舎町が舞台。
紙屋悦子は兄(小林薫)と兄嫁(本上まなみ)の三人で仲良く暮らしている。
それというのも、兄嫁は悦子の同級生で親友という間柄だった。
悦子が兄を諌めたり、逆に兄嫁を叱責したりするさまが微笑ましく描かれる。
戦時下ではあるけれど、穏やかな日々の暮らしぶりが三人の会話から透けて見える。

ある日、兄が悦子に縁談を持ってきて、物語が展開し始める。
兄の旧制高校時代の後輩で、たびたびこの家に出入りしていた、明石少尉(松岡俊介)が、同僚で親友の永与少尉(永瀬正敏)を縁談の相手として紹介したい、という話である。
明石ではなく、なんで永与なのか、と兄嫁は口をはさむ。
悦子と明石が互いに好意を寄せていることを、うすうす気づいていたからだ。

明石にすれば、同じ海軍の航空隊でも、操縦士である自分より整備士官の永与の方が、生き残る確率が高いことを見越して、永与に悦子を託そうとする。
明石にはそういうやり方でしか、悦子への愛情を表現する術がないように見える。
悦子もまたそれを知って、受け入れようとしているようだった。

庭の桜が満開の夜、突然、明石が紙屋家を訪れる。
明日の出撃を告げるための訪問だと、すぐに気づかされる。
兄嫁が機転をきかせて、悦子と二人きりにさせる。
二人は短い別れの言葉を交わしただけだった。
玄関まで見送りに出た悦子たちに敬礼して、明石は去った。
追いかけろ、と促す兄たちに構わず、部屋に戻った悦子の号泣が、画面を揺らす。
やがて、悦子は永与と結婚の約束をする。

実は、この映画は、年老いた悦子と永与が病院の屋上で会話するシーンから始まる。
二人が夫婦であることは、会話からたやすく読み取れる。
二人はあれから夫婦になって、今日まで生きてきたのだった。
明石の遺志が貫かれたことを伝えて、物語は静かに終わった。

 

       

 

「僕はカッコいい言い方をしてしまうと、人生の哀歌を撮りたいんです」

黒木監督はこの映画について、永瀬正敏さん(永与少尉役)にそう伝えたと言う。
同じ日に放映された、NHK教育テレビ【ETV特集 戦争へのまなざし】
その中のエピソードである。

 

       

 

他にも、美術監督の木村威夫氏が、紙屋家のセットについて語る場面が興味深い。
それは、紙屋家に通じる土手の向こうに見える、電柱のことだ。
電柱には「十字架」の意味を込めたという。
そして、土手の向こうは「あの世」である、と。
よく見れば、それは確かに十字架の形をはっきりとあらわしていた。
紙屋家を訪ねた後に、その土手を上り、電柱の向うに下りていくのは、やがて戦死する明石だった。
木村自身もまた、軍隊に召集されて、わずかに生き残った世代だった。

※NHK『ETV特集 戦争へのまなざし』(2006年8月12日放送)より
       

       

 

この映画では、声高に戦争反対をとなえたりはしない。
戦時下での市民の日常を丁寧に描くことで、観る者にその時代を追体験させずにはおかない。
まるで、自分がそこで生活しているような感覚だ。
タイトルバックにだけ音楽が流れるというシンプルさで、感傷的に流れる傾向を避けようとしているのが分かる。
この時代を生きるしかなかった世代への愛おしさと悲しみが、胸にせまった。

「おそらく僕は映画が作れなくなったら死んでしまうだろう。だから、走り続けるしかない。 僕は映画作りの途中で死にたくない」 (『東京新聞』2003年10月11日夕刊より)

かつてこのように述べた黒木監督。
『紙屋悦子の青春』を撮り終えての死だったことと見事に符号して、哀しい。

 




《旧盆期間中の陸たち》
世間は夏休み真っ只中。
陸たちも同じ気分?

       

       

       

       

       

       


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スザンナ

こんにちは♪
今日は終戦記念日。小泉さんが靖国神社に参拝したことで朝から騒々しい一日になっています。いろいろと考えさせられるし、知らなければいけないことがたくさんありますね。
猫ちゃんたち、のびてますね~。陸ちゃんはいつも変わらず愛くるしいです。
最後の写真のお顔が好きです。
by スザンナ (2006-08-15 13:54) 

knacke

みんなお昼寝が大好きだね。
はい、きむたこも大好きです。えへへ・・・。
by knacke (2006-08-15 15:36) 

jewel

まさに今日は8月15日。
日本人としては語り継がなくては
ならない義務がある1日ですね。
陸くん、テーブルに手をついてるのが
なんとも可愛い~~^^。
ジュエルは短足だからできないものーー。
by jewel (2006-08-15 15:56) 

nico☆

戦争の話は、昔祖母に少しだけ聞いたことが。
母もまだ生まれていない遠い日のお話。
祖母の口から語られた空襲の話に、とっても悲しくなったのを覚えています。
幸い、身内で亡くなった人はいなかったようです。
そのお話をしてくれた祖母は、もういませんが、平和な日常があることの幸せを
教わったことは今も忘れません。
by nico☆ (2006-08-15 16:29) 

匁

柴犬陸さん こんにちは。
戦中戦後世の中が大きく変わろうとするとき
その渦のなかでいろいろな出来事が起こっているのを実感します。
戦争反対、平和を願い
いろいろな方法で次世代に伝えることが求められる。そして自分は
何ができるのか考えさせられます。
by (2006-08-15 17:39) 

柴犬陸

☆今日は、終戦記念日。東京は、雨が降ったかと思うと、突然、日が差すような、落ち着かないお天気でした。
そんな中、ご訪問いただき、そしてnice!有難うございます。

☆スザンナさん
今日は、朝から総理の靖国神社参拝のニュースで持ちきりです。
高校野球でも、12時にサイレンが鳴り響いて、今日が15日と念を押された気持ちです。
8月は戦争にまつわるいろいろな思いが交差しますね。

☆fumilinさん いつもnice!を有難うございます。

☆きむたこちゃん
お昼寝が似合う、お盆休みです。
動物たちもお盆を知っているのかな?

☆jewelさん
8月15日は、どうしても戦争を意識してしまいます。
靖国神社の問題だけではなく、思い起こすことの多い日ですね。
ところで、陸ですが、パンを見つけると、すぐにこんなふうに欲しがります。

☆rikoちゃん
戦争体験は、主人の両親から聞きました。
防空壕が満員で入れずに命拾いしたこととか、生々しい思いが伝わりました。
風化させてはいけない、と思わずにはいられません。

☆tigerkitaさん
この日は特に戦争を意識します。
>自分は何ができるのか考えさせられます。
この言葉が、いつも重くのしかかります。
by 柴犬陸 (2006-08-15 19:31) 

みゆき

戦争中に生きた人達のとても悲しいお話ですね。
主人公がほんとに好きだった人と結婚できたわけじゃなくても、
年を取った時に幸せだったとしたら、少し救われた気がします。
おててをついて立ってる陸くん、すっごくかわいいです。(^^)
何か美味しい物があるんですね。
by みゆき (2006-08-15 19:33) 

戦争物はニガテだけど(悲しすぎるので)見てみたいと思いました。陸くんの写真(上から2枚目)、火を吹いてるのかと思っちゃいました・・・。
by (2006-08-15 22:37) 

こんばんは。早速、予告編を観て来ました。(^-^)
とても雰囲気の良い映画ですね☆ 観たくなりましたが、宮城では上映予定が無いみたいで、DVDが出たら是非観たいです!
戦争の激しさに焦点を当てず、人の生き様を描いた作品ですね☆
思う人に気持ちすら伝えられなかった時代があった事、忘れてはいけないのではないでしょうか? まさに終戦記念日の今日、そう思います。
先日、「男たちの大和」を観ましたが、終戦間際の戦いは悲惨でした。
そんな絶望的な時代でも、生きること・死に行く意味を考えていた事に感動しました。今の自由が嘘のようで、考えさせられました。
さて、昨日の大停電は凄かったですね! 柴犬陸さん、大丈夫でしたか? 東京近郊で、電気が使えない時間は、考えるとゾッとします。
by (2006-08-15 23:51) 

kone

こんにちは♪o(^-^)o
最後から三枚目の陸ちゃ〜ん!
ちょんと前脚だして、なんて可愛いの♪(●^_^●)
by kone (2006-08-16 00:18) 

柴犬陸

☆みゆきさん nice!有難うございます。
主人公が結婚した相手は、不器用だけど好ましい相手として描かれています。
そこが救われるところです。
映画の全体のトーンも、戦時下という設定は別にして、とても穏やかなものです。

☆calcamさん nice!有難うございます。
日常を丁寧に描いていて、とても心を打ちました。
戦争物という印象はそれほどありません。機会がありましたら、ぜひ。
ところで、ご指摘の写真、本当に火を噴いているように見えますね。
陸の特技です、なんちゃって。(笑)

☆saraさん nice!有難うございます。
saraさんのアイコン、めまぐるしく変わっていますね。(笑)
地味な映画なので、上映が難しいのでしょうか?残念です。
「男たちの大和」は予告編を観ましたが、ちょっと辛いですね。
正視出来ないです。
ところで、昨日の停電ですが、我が家は免れました。
こんなに大規模だとは思ってもいなかったです。
なにもかも電気に頼ってますので、考えただけどゾッとします。
by 柴犬陸 (2006-08-16 00:35) 

柴犬陸

☆koneさん nice!有難うございます。
このときの陸は、なんだか人間っぽいしぐさです。
ほんの一瞬でしたが。
by 柴犬陸 (2006-08-16 00:50) 

電柱に十字架の意味を込めてあるとは・・・ディテールにまで細やかにに表現が盛り込まれているんですね。この時期、いつもいろいろ考えさせられます。
日陰でお昼寝、気持ちよさそうですね。テーブルをのぞく陸くんの表情が子供みたいです。
by (2006-08-16 07:26) 

この時期、戦争の時代のさまざまな話をTVでしていますが・・・。
この映画のようなことが普通の人々の生活にあったこと、作り話ではなく
本当の話として存在したこと。
せつないというより、やりきれないです。
時代だったとはいえ・・・。
by (2006-08-16 08:21) 

チヨロギ

昨夜はもたもた書き込んでいるうちにメンテ時間に突入・・・(涙)
いい映画のご紹介、ありがとうございます。タイトルの「青春」が哀しいですね。
私の母も昭和一ケタで、楽しいはずの10代を戦争に塗りつぶされた世代です。
若い頃は戦争の話がきらいで、ドラマやドキュメンタリーもつらくて見られない人でした。でも孫が生まれてからは、平和を強く願う気持ちから、自分の体験や想いをやっと話せるようになりました。
この映画、まだしばらく上映しているようですね。できれば母を連れて、ぜひ観に行きたいと思います。
by チヨロギ (2006-08-16 11:34) 

わやや

八月十五日。日本の一番長い日。
歴史は決して捻じ曲げてはなりません。
仮面ライダーの死神博士こと天本英世が、「戦争中の日本人の方が必死に生きていた。今日しかないと必死で生きていた。戦争がないに越したことはないが、平和が怖いのは平和になれ平和ボケしてしまうことだ。優先座席で年寄りが横に立っても若いもんが居眠りをする。通行の邪魔になっても地べたに座る。声をかけてもろくに返事もしない。挨拶も知らない。一体何なんだ。
とにかく日本人には哲学がないんだ。なんのために生きるか。生きているとは何か。教師も何を教えていいかわからない。
個性はないのに、自己の存在は認めている。けれど他人の存在を認めていない。他人に対して寛容さもなければ、人間に対して無関心だ。」と云っていました。
若干二十そこそこの若者が、自ら志願し特攻隊としてたった一つしかない命を敵艦に体当たりしていきました。神坂次郎の本を読むと、邪道な作戦にも拘らず死に行く直前でも手紙に、親に感謝する言葉を書き、国を想い、望郷の念や新妻のこれからのことを綴り、幸せな生涯と総括しています。
それに引き換え、上官は腹一杯白米を食べ責任を部下に押し付けた者がいかに多かったことか。
戦後のろくでも無い教育の結果、礼儀も感謝も責任も誇りもどこかへ行った為、若者が損得勘定でしか行動しなくなりました。コンビニの前でやることがないと云う今の若者と、戦場で散った若者とのこの差はどうでせう。
戦争になれば人殺しをし、平和が長く続けば平和ボケし目的を見失い、人間とは、なんともはや。
どうしようもない人間ですが、経験を積み歴史から学び少しでも改善していけると小生は信じます。
映画は関西では九月から公開みたいなので是非観たいと思います。
夏ですね、蝉の抜け殻があります。脱皮したての蝉が、これが本当のセミヌードっと!?これも親父ギャグ?
by わやや (2006-08-16 16:24) 

megkiwi

この映画の特集をテレビで見て、気になっていました。
早速行かれたのですね。
大切な人と離れざるを得なくなってしまう戦争が、まだこの世の中に
起こっている国があること、すっかり平和ぼけしている日本と
同じように存在していることを考えてしまいます。

陸ちゃんのテーブルの上をのぞこうとしてる?のがかわいい♪
by megkiwi (2006-08-16 16:32) 

U3

いつもながら上質な文章を読ませていただいた。
実際に見たような読後感を味わった思いである。
ありがとう。
by U3 (2006-08-16 21:30) 

ぽちくん

こんばんは。
柴犬陸さんは、観劇、映画鑑賞がお好きなのね。
いつもすごいな~って、感心してるの。
説明がとても分かり易くて、好き~。
陸君がテーブルの上を覗く姿、かわいいっ♪
by ぽちくん (2006-08-17 00:05) 

柴犬陸

☆皆さま、ご訪問そしてnice!有難うございます。

☆fukumusumeさん
電柱を十字架に見立てていることなど、全く気づきませんでした。
そして土手の向こうのことなども。
このようなこだわりが他にもあるのかも知れません。

☆kurumiちゃん
戦時下の暮らしぶりを目の当たりにすると、私たちもその時代を生きているような錯覚を覚えます。
平和の有難さが身に沁みます。

☆チヨロギさん
戦争の場面はありませんが、戦時下であることは強く意識させられます。
チヨロギさんのお母さまの世代と思われる方々も、会場には多く見受けられました。総じて、観客の年齢層が高かったように思います。
ぜひ、感想をお聞きしたいです。

☆わややさん
この時期になると、戦争関連の映画、芝居、ドキュメンタリーが一斉に取り上げられます。
そして、お盆と言うこともあって、死者への想いも強く意識させられます。
平和ボケにならぬように、特にこの時期には、自分を戒めるしかありません。
簡単ではありませんが。
いつも貴重なコメント有難うございます。

☆meg*さん
meg*さんも、テレビご覧になっていたんですね。
戦争というものを、日常から描いた作品のように捉えました。
平和も、その真っ只中に居ると、見えなくなるのですね。

☆ブラウンパパさん
嬉しいコメントを有難うございます。
調子に乗ってしまいそう。(笑)
でも、はじいてしまった場面も、まだまだたくさんあります。
お時間があれば、ぜひ。
by 柴犬陸 (2006-08-17 00:15) 

柴犬陸

☆ぽちママさん nice!有難うございます。
映画はそれほどではありませんが、芝居は月平均にすると、2本程度かな?
ミュージカル系が少ないので、まだこの位で納まっている、と思ってます。
最初は、ネタバレになるからと思って、ストーリーを書かなかったのに、どんどん書くようになってきて。。文章も長いし、ちょっと反省しております。
by 柴犬陸 (2006-08-17 00:39) 

miho-rin

撮り終えて 本望だったのでしょうか…
この記事を拝見して あまりにも まだ惜しい方だと思いました。
とても胸をうつ映画なんでしょうね 
私も足を運んでみようかと思います
by miho-rin (2006-08-17 01:34) 

柴犬陸

☆みほさん nice!有難うございます。
黒木監督には、まだまだ撮りたい作品の構想があったようです。
本当に突然の亡くなり方でしたので。
ただ、この映画については完成し、試写も終え、公開を待つばかりでした。
お時間がありましたら、ぜひ。
by 柴犬陸 (2006-08-17 11:50) 

misso

せ、せつない…。
あらすじを読んでるだけで泣けてきました。
by misso (2006-08-17 12:52) 

柴犬陸

☆plotさん いつもnice!を有難うございます。

☆SHINOさん はじめまして。 nice!有難うございます。

☆missoちゃん nice!有難う。
切なくて、悲しい場面が多いけど、案外、クスッとするところもあって。。
この時代をせいいっぱい生きてた人々に、。。やっぱり泣けます。
by 柴犬陸 (2006-08-17 13:41) 

もも

出遅れました~~(>_<)
陸クンがテーブルに手をかけている写真の、陸クンの首の後ろのぷにぷにしたとこを触ってみたい~~。あと、最後の写真のほっぺもびろ~んって伸ばしてみたい(^.^)
前記事も読ませていただきました。「父の不在を感じずにはいられなかった」って言葉を読んで、あー、きっとみんなおんなじなんだなーって思いました。なんだか嬉しかったです。
by もも (2006-08-18 01:35) 

柴犬陸

☆ももちゃん nice!有難う。
陸にはいっぱい触ってくださいな。
ももちゃんなら、きっと大丈夫、噛み付かないと保証します。
ももちゃんは、お父様の初盆でしたね。
おんなじ気持ちと知って、私も嬉しかったです。
by 柴犬陸 (2006-08-18 10:04) 

kobekko

今日は並んでません(笑)
ご指摘ありがとうございました。
全く気づいてませんでした(爆)
早稲田の斎藤投手、ピッチャーマウンドで顔の汗をタオルで拭うしぐさが
好きです。
by kobekko (2006-08-18 10:16) 

いちご☆

素敵なお話ですね。
柴犬陸さんの お話は いつも ひとつひとつに 心が こもっていますね
すっと 心に 響いてきます。 今回も そうでした。 ありがとう
by いちご☆ (2006-08-18 15:24) 

柴犬陸

☆ボニピンさん nice!有難うございます。
たまたま気づいたので、あまり恐縮しないで下さいね。
ところで、甲子園が近くて、ウラヤマシイ限りです。
明日は、また並ぶのでしょうか (笑)
早実の斉藤投手、普通の高校生らしくていいですね。
内輪でも、評判高いです。
ボニピンさんも気に入ってるみたいだし(笑)

☆いちご☆さん
お帰りなさい!
旅行記楽しみにしています。
お留守の間に、観た映画でした。
by 柴犬陸 (2006-08-19 00:07) 

知世ちゃんがおばあちゃんになってるところはテレビで観た記憶があります。
この映画のことだったんですね・・・。
世界中から戦争がなくなる日が一日でも早く来てくれることを願っています☆
by (2006-08-19 00:20) 

柴犬陸

☆shibutaさん nice!有難うございます。
原田知世さんと永瀬さんの老け役がいまいち、という評価はありますが、それも仕方がないことでしょう。
青春時代の悦子役は、ほとんど素顔の美しさでした。
それがよけいに涙をさそいます。
by 柴犬陸 (2006-08-19 16:47) 

あんこ

今朝のテレビでこの映画が紹介されていました。
いつものながら深い観方をされていて、柴犬陸さんの文章を読むだけで
映画を見たような気になってしまいます。へへ。
私も食べてばかりじゃダメですね (^^ゞ
by あんこ (2006-08-19 22:02) 

柴壱

この映画、週刊新潮の映画評では、高い評価を受けていましたね。
一方、昨日のワイドショーで、おすぎさんはちょっと辛口のコメントを出していました。
彼(彼女?)は、『父暮』の時も、辛口評でしたからね。彼のコメントを聞いて、
ますます観にいきたくなりました、『紙屋悦子~』。
岩波ホールでロングラン上映ですよね、また。混雑が引いた頃に行こうと思います。
改めて、黒木監督のご冥福をお祈りしませう。
by 柴壱 (2006-08-19 23:21) 

kobekko

正解は、鏡です。歩道橋の階段途中にあったので、並んで撮りました。
by kobekko (2006-08-20 00:09) 

柴犬陸

☆あんこさん nice!有難うございます。
封切したばかりなので、いろいろと注目されているところでしょうか?
監督の遺作という面でも取り上げ方が違うのかもしれません。
ネタバレで申し訳ありません。
でも、書いていない場面もたくさんありますので、機会がありましたら、ぜひに。
あんこさんのスィーツ情報はとても参考になります。また、読ませて下さい。

☆柴壱さん nice!有難うございます。
総じて高い評価のようですが、価値観は人それぞれですので、いろいろ意見があるのは致し方ないことでしょうね。
柴壱さんが観劇してのコメントをぜひ伺いたいです。

☆ボニピンさん ご訪問有難うございます。
正解を教えて頂き、疑問が解けました。
本当は、どなたかがもう一人おられたのだと思っていました。
お手数をおかけして、申し訳ありません。
by 柴犬陸 (2006-08-20 00:51) 

平和ボケと非難されようとも、やはり戦争は反対です。
でも何だか世の中が、戦後ではなく、戦前になりつつあるような気がして、不安になります。どうか、平和でありますように。
by (2006-08-22 22:20) 

goinkyonosora

見たいです!
by goinkyonosora (2006-08-22 23:18) 

柴犬陸

☆lapisさん nice!有難うございます。
戦時下の日常が丹念に描かれていて、自分もそこで生活しているような感覚に捉われました。
何よりも平和が大切だと思わずにはいられません。

☆おぺさん nice!有難うございます。
岩波ホールでは、11月24日までのロングラン上映です。 ぜひ。
by 柴犬陸 (2006-08-23 00:26) 

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