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お花見本番 [旅行]

陸との【小さなお花見】のあとには、友人たちとのお花見が待っていた。
カメラは私が持参。
茅場町の【みかわ】でお昼をとってから、上野恩賜公園、隅田公園、千鳥が淵のどこへ行くかは、その日の気分次第ということにしていた。
地下鉄を降りてお店へ向かう通りを曲がると、見事な桜のトンネルが姿を現した。

       
             茅場町の桜のトンネル
           
狭い路地の奥に目指すお店があった。
11時半からのランチメニューを目指して、すでに長い列。
15分程待って、入ることが出来た。
カウンターと座敷をあわせても20席の店内で、アツアツの天ぷらを頂く。
店内にも外にも行列は続いていたから、食べ終わると慌しく席を立った。

       
             「みかわ」 入口

相談の結果、【上野恩賜公園】に向かう。
平日の昼間だというのに、公園へ行く道は、人・人・人で溢れかえっていた。
公園への階段を上がりきったところで、デジカメを取り出そうとして、ポケットを探る。

ない! デジカメが見当たらない!!

頼みの携帯カメラはこのところ不調で、何度試しても、ぼやけた映像しか写らなかった。
公園では西郷隆盛の銅像の前に立ったし、不忍池や旧岩崎亭庭園にも足を伸ばした。
なにより、満開の桜が見事だった。
それらの景色は、記憶のなかにある。

デジカメは、「みかわ」の後で立寄った、ホテルの喫茶室に置き忘れているのが判って、受取るため再び茅場町に舞い戻った。
友人たちも一緒だった。。。感謝!

       
             茅場町の桜 カメラを受取ってから写す


今日から4月。
「1月は往く・2月は逃げる・3月は去る」の例えどおりに、今年の3ヶ月がたちまち過ぎていった。
入学式で賑わう大学の周辺を、陸と一緒に桜を愛でながら歩いた。

       
             わんこも一緒に (神田川沿い)

       
             カップルで携帯に写す  (哲学堂界隈)

       
             歩道橋から望む   (哲学堂界隈)

       
            歩道橋の上で 手が触れる近さ (哲学堂界隈)

 

《今日の陸》

       
             入学式を確認

       
             入学式会場を遠目に見る   

       
             神田川沿いを散策

       
             こんにちは  (神田川沿い)

       
             しだれ桜を見上げる (【芭蕉庵】にて)

       
           今日は珍しく開いていますよ (芭蕉庵 正門)

       
          こっちから入ってもいいですか? (芭蕉庵 通用口)

       
             階段は疲れます    (胸突き坂)

 

[お・ま・け]

       
             構内の左上に 気になる「旗」を発見

       
             やっぱり この「旗」 阪神タイガース

       
           受取った新入生勧誘のビラ (父兄だと思ったのね??)

※ 開幕早々2連敗スタート、しかもいずれも1点差負け。
   でも、こんなことではメゲマセン(涙)。           


もうひとつの偶然 [旅行]

今朝、いつものように聞いていた、TBSラジオ。
「今日のラジオショッピングは、美味しい物をよく知る伊勢丹デパートの従業員の方々に毎年大人気となる、岡山県は倉敷の老舗「かもい」の『おせち料理』です」
...「かもい」と言ったような気がする。もしかして「かも井」ではないだろうか?
早速、【TBSラジオのホームページ】で確認する。
やっぱり、「かも井」だった。

       
          【TBSラジオショッピング】より

この夏の倉敷旅行で、「かも井モータープール」の若き経営者に出会った。
これが、先日は書かなかった、もうひとつの偶然。(【偶然】参照)
旅行一日目、【道案内してくれたおにいさん】と分かれて、大原美術館でゆったりした時を過ごした。
食事は、旅行の大いなる楽しみ。
お昼は、小川洋子さん(作家)ご推薦【旅館くらしき】のお膳料理を頂いたので、夜は気楽に現地で探すことに決めていた。

       
     「旅館くらしき」の夜の会席。 持ち歩いて紙はボロボロ :【文藝春秋8月号】より

インターネットでのクチコミ情報を中心に、いくつかリストアップした。
ひとつめのお店は難なく探し当てたが、団体客の応対に追われているようす。
≪このお店はやめよう≫

次の候補は、【はる】というお店。
住所も地図もあるのに、場所がなかなか分からない。
電話して、場所を聞いてみた。
「かも井モータープールの隣です。モータープールの看板が出てますので」
目印がどうもそこらしい。
アーケードを行ったり来たりしても、看板が見つからない。
ちょうど、アーケードの中で数人の男性が作業をしていた。

≪すみません、このあたりで「はる」というお店をご存知ですか?≫
最初に聞いた男性は、知らなかった。
≪あのぅ~、かも井モータープールの隣、って聞いてるんですけど≫
最初の男性が、その言葉に反応して別の男性を呼んだ。
「僕が知ってますので、近くまで案内しましょう」
なんと、その男性が「かも井モータープール」の経営者だった。
翌日に行われる、月に一度の朝市を準備するために、たまたまその日そこに居た。

「はる」での夕食を堪能した翌朝、早起きして朝市に出かけた。
朝市にも興味があったが、かも井さんに昨日のお礼を、という気持ちの方が強かった。
ところが、朝市は盛況で、予想以上の混雑ぶり。これではとうてい見つけられない。それに、かも井さんが来ると聞いていた訳でもなかった。
でも、なんだか会えるような気がした。
事務局らしきテントを見つけて、中を覗いたら、居た居た。かも井さんは居た。

「あのお店、混んでたでしょう。おいしいし、なかなか入れないんですよ。よくご存知でしたね。ガイドブックに載ってました?」
どうやら、「はる」で食事出来たこともかなり幸運な出来事だったようだ。
ちなみに、「かも井モータープール」は目印にふさわしく、大規模な駐車場だった。

倉敷での多くの偶然は、また稀に見る幸運の連続でもあった。
この幸運を来年にもつなげるべく、倉敷・かも井のおせち料理を注文することにした。

《今日の陸》

       
           散歩の途中で足をガジガジ


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偶然 [旅行]

この夏に、倉敷を旅行した時、いろんな偶然が重なった。
もともとは【大原美術館】が目的の旅。
着いて最初に、大原への道を確認しながら散策、のはずが
「えーと、ここでみんな曲がっちゃうんですよ。この案内板のせいなんだけどね。ここ、ま~すぐ行くと、めちゃめちゃえー景色が続くんですわぁ」
倉敷弁?のおにいさんにいきなり話しかけられて、曲がる予定の道をまっすぐに歩くことになった。
そのまま、おにいさんが一緒に付いてくる。
情緒豊かな古い町並みを丹念に紹介し、ガイド本には載っていない地元情報も付け加えることを忘れなかった。おにいさん独自のオススメポイントでは、私たちの写真も撮ってくれるサービスぶり。

そろそろお昼。
いったいどこまで付いて来るのだろうか?それとも付いて行くのだろうか?
やがて、『はしまや呉服店』の米蔵を改装したサロンへとたどり着く。
入口で思わず、≪あっ、ここ≫と叫んでしまった。
ここ【夢空間はしまや】では、小川洋子さん(作家)が何回か朗読会を開いていた。
そのことは【文藝春秋8月号】に偶然載っていて、あらかじめチェックしていた。
この雑誌の「わが街・私の味」で、小川洋子さんが倉敷を紹介していたのだった。
夏休みの倉敷行きはすでに決まっていたから、有難い偶然だった。
私はこの小川情報をたよりに倉敷を食べ歩く計画を立てていた。このお店も訪ねる予定にしていた。
「知っとるの?」
おにいさんは、嬉しそうに私に訊ねた。どうやら、道案内しながら、ここへ連れてくるのが目的だったらしい。このお店を知らせたい、なんとかして広めたい、そんな気持ちから始まった道案内。おにいさんと別れてから、お店の方にそう知らされた。

       
        持ち歩いてボロボロになった小川洋子さんのページ

『大原美術館』を訪ねた翌々日、二泊三日の旅行も最終日になった。
おにいさんの紹介してくれた町並みをもう一度歩いてみた。
ふと、一軒のお店の前で足を止める。
ショウウィンドウのマグカップがどうしても気になった。
『倉敷遊楽窯 なえしろ』
高齢のご婦人がお店でひとり、お花を生けているのが見えた。
なんどか逡巡して、やっぱり買おうと、お店に入った。
ご婦人は、大正15年生まれ、と自ら語ったあと、旅行者と分かる私たちに、倉敷の良さをあれこれと雄弁に話し続けた。
やがて、『大原美術館』直営の喫茶店【エル・グレコ】の話になった。
私たちもそのお店に立寄ったことを話すと、ご婦人は、自分が30代後半から60歳までそこで働いていた、といきさつから話し始めた。
「大原さんがやる喫茶店なんだから手伝いなさい、って主人が勧めてくれました。姑も孫の面倒は私が看るから、って。家にいるだけで一生暮らしてたら、どんな人生だったでしょう。そこで、いろんなことを勉強させてもらいました」(本当は方言を交えて)
ご婦人の話は興味深く、時間の許す限りいつまでも聴いていたかった。
お店を出る時は、ご丁寧にお見送りをして頂いた。
このお店に入った偶然に、本当に感謝したい思いだった。

       
        『なえしろ』で買ったマグカップ他:うさぎが気になって買った

駅への帰り道、別の旅行者に道案内をしている、おにいさんに会った。
でも、これは予想できた偶然。
あと、もう二つ全く別の偶然があった。
ここでは省略するが、とにかく偶然が重なった倉敷だった。
それだけに今も忘れられないでいる。

《今日の陸》

       
        伏せをしてわんこを観察  陸と会えたのもこの世の偶然


続 マユミ [旅行]

先月の【万座温泉】に引き続いて、昨日は那須温泉へと出かけた。
先月と同じランクル車で、同じメンバー4人が参加。(1人欠席)
曇り空の東京を出発した。
平日の高速道路は、渋滞知らず、スイスイと走る。
これでは、早く着き過ぎてしまう。
途中のサービスエリアで休憩して時間稼ぎするうち、青空が広がってきた。
目的地に着いたのは、11時を少し回った頃。
那須温泉では、雪がちらほらと舞うお天気になっていた。
一同、雪に感激する。
温泉場にふさわしい風情なり。
道理で寒いはずだ。

       
           鹿の湯 入口

硫黄の香りが漂う中、「鹿の湯」の入口へと向かう。
ここ「鹿の湯」は、開湯から1370余年。正倉院文書にもその名を留めている。
中に入ると、41℃、42℃、42.5℃、44℃、46℃の5つの湯船。(男風呂は48℃まで)
一つを除いて、4~5人がやっと入れる小さな湯船だ。
まずは、48℃のかぶり湯を頭からかけるのが、正しい湯船の入り方、とか。
私にはとうていムリだった。
冷えた体には、41℃も熱く感じる。
白濁したお湯に誘われ、全部の湯船を体験した。
46℃は、足元から怒涛のように熱さがこみ上げてくる。
3つ数えるのがやっと。
不思議なもので、そのあとの44℃は難なく入った。
半開した窓や、高い天井のすきまから、風が通り抜ける。
ぽかぽかした体には、心地良い風だった。

       
           鹿の湯 全景

ちらほら降る雪は、南ヶ丘牧場へ着いた頃にはもう止んでいた。
牧場では、ヤギや子羊が人馴れしているのか、すぐに寄ってきた。
エサをあげたら、手を舐められてしまった。
ここでは、ホームメイドのハムやソーセージをお土産に。

       
           南ヶ丘牧場にて

       
           ヤギや子羊たちがまとまってやって来る

牧場を出ようと車を走らせた瞬間だった。
「あっ、これが【マユミ】よ」
助手席のN夫人が叫んだ。
先月とまるで同じシーン。
車を停めてもらい、マユミの木をカメラに収めた。
華やかな色の木が、晩秋に映える。
初めて、マユミをまじまじと見つめた。

        
            マユミ

夕方の東京には、まだ日差しが残っていた。
曇り、晴れ、雪、曇り、晴れ。 車の移動とともに、お天気は目まぐるしく変わった。
11月、マユミに再会し、温泉場で雪に出会えた、風流な一日。

≪今日の陸≫

       
            公園で子馬と挨拶?

       
            暗闇に向かって吠える 何故?


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マユミ [旅行]

先週末、万座温泉へ。
大学時代の友人に誘われて、老若(若は?)男女5人の小旅行。
乗り心地バツグンのランクル車で、快晴の東京を出発。
温泉・買物そして紅葉見物と欲深なメニューをこなした。

          
         (ランドクルーザー=ランクル N氏ご子息所有)

     
     (買物1: 群馬県中之条町)          (買物2: 長野県軽井沢町)

「あっ、マユミ!」
高速を降りて、どれくらい走った頃だろうか。助手席のN夫人から声が上がった。
車の窓越しに、バイオレットの実がついた小ぶりな木が見える。
「これ、生け花で使うの」 と、N夫人。
彼女は、料理の達人としてつとに知られるが、生け花にも手を広げているらしい。
「マユミってどんな字を書くんですか?」 と、場違いな質問は私。
ななかまど(七竃)の木は知っていたけど、「マユミ」は全くのハツミミ。
人の名前しか、思い浮かばなかった。

広辞苑で調べたら、「檀」または「真弓」と書いた。
この木で主に弓を作ったから、「真弓」。

       
    マユミ  【北信州の道草図鑑より】      ななかまど 【ぽぶら21より】

晩秋には、「マユミ」や「ななかまど」などの華やかな色の木々が似合う。
紅葉にはまだ少し早かった。
N夫人手作りの昼食を堪能した上に、「真弓」も教えてもらった、貴重な一日。

    
   (車窓から万座を望む私)             (公園から遠くを望む陸)

http://www008.upp.so-net.ne.jp/riku/riku01.htm


厳島神社 [旅行]

倉敷から、宮島の厳島神社に足を延ばした。
この日が一番暑く、人馴れしている鹿さえ日陰で寝そべっている有様。
神社の周辺では、台風で決壊した川や家屋の傷跡がまだ生々しい状態だった。
そんな中で、犬連れの観光客もチラホラ。
宮島へ渡る船の中でも、何頭か見かけた。
こんなに暑くては、人間と付き合うのもラクではない。 (陸の母 記す)


タグ:厳島神社

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