『わが魂は輝く水なり』 [演劇]
大荒れの天気予報が当たって、朝から激しい雨と風。
電車にも影響が出ているらしい。
・・・そんな日に芝居を観に出かけることになった。
【わが魂は輝く水なり ~源平北越流誌】 (作:清水邦夫、演出:蜷川幸雄)
時代は源平合戦(平安末期)の頃。
平家の武将、斎藤実盛(野村萬斎)は、老いてなお木曾義仲軍との戦に明け暮れている。
彼の息子・五郎(尾上菊之助)は、義仲軍に加わり不慮の死を遂げた。
そして今、もう一人の息子・六郎(坂東亀三郎)さえも、義仲軍に馳せ参じようとしている。
もとはといえば、その昔、幼い義仲の命を救い木曾へ託したのは、実盛だった。
義仲にとって、実盛はいわば命の恩人ともいえる。
その義仲が今や強大な勢力となって、平維盛(長谷川博己)を総大将とする、実盛らの軍を脅かす。
冒頭、髪を下ろし、鎧の上に白い衣装を身にまとった五郎が登場。
彼がもはやこの世の人間ではないことを、その出で立ちとともに物語る。
彼は死者として、父・実盛の傍らにつきまとう。
時に反発し、時に労わるように。
親子は、たとえば夢について、こんな言葉を交わす。
「生きている人間は淫らだ、淫らな夢を追いすぎます」 (五郎)
「死人は立派すぎる、高貴な夢を語りすぎる、とくにお前のような若い死人は」 (実盛)
清水邦夫氏らしい詩的で胸を打つセリフは、随所に散りばめられてあった。
「芸術劇場」(NHK教育)の枠で放映予定
やがて、五郎の死は不慮の事故ではなく、陰謀によるリンチの果ての死ではないかと思えてくる。
それは、結局は義仲軍から逃げ帰ってきた六郎によって、確信へと変っていく。
それなのに、この芝居に肝心の木曾義仲は登場しない。
義仲はもはや狂っていて、指揮を執るどころではなく、巴(秋山菜津子)がその代わりを務めている、という設定になっている。
これらから連想されるのは、あさま山荘事件や山岳ベース事件を起こした、ある政治セクトのこと。
ちなみに、清水氏がこの作品を劇団民芸に書き下ろしたのは1980年というから、今からおよそ30年前のことになる。
その当時なら、これらの事件はまだ生々しい記憶であったのだろう。
今、この作品を自らの手で初めて演出する理由を蜷川氏は、以下のように語っている。
「理屈は付けてるけど、半分は本能的な選択なんだよね。そうやって自分を掻き立てて、普通の老人の終わりにしたくないと意識しているんだと思う」(パンフレットより)
だからだろうか、実盛が一人(いや、五郎と二人)自軍から離れてむかえる最期の印象は強烈だ。
敵を欺くために、実盛は白髪を黒髪に染め、顔を白塗りにして若者を装う。
やがて、敵に囲まれて。。。
これは『平家物語』でも知られている話なのに、悲壮感はなく、ユーモアさえも漂い、胸に迫った。
上演は、休憩を含めて2時間40分。
セリフの美しさに魅せられた時間でもあった。
テレビの放映予定がなければ、もう一度観たいと思った。
きっとチケットはもう取れないけど。
この芝居を観た前日、サザンオールスターズが来年から活動を休止するというニュースが駆け巡った。 (5月19日付asahi.comより)
サザンは、今年でデビュー30周年。
この作品が最初に上演されておよそ30年。
時の流れは、早いようでも遅いようでもあった。
※以下は私の好きなサザン曲。
ところで、長靴にレインコートという重装備をして出かけたのに、渋谷に着いた時にはすっかり雨が上がっていた。
なんのことはない、これも天気予報の通りとは。
≪今週の陸≫
「ほぼ日刊イトイ新聞」のコーナーで、アンケートに答えることで、1年後の自分へメールを届けてもらう企画があった。(詳細はこちら)
そのメールが先日届いて、ビックリ。
たった1年前なのに、企画に応募したことさえ、全く覚えていなかったから。
そこでの、1年後の私へのメッセージ。↓
陸は元気にしてる?
どっちにしても、とにかくガンバレ。
いや、頑張らないでいいよ。
陸は元気にしています。
老いてますますに。
開 始
完 了
正しい利用法
電車にも影響が出ているらしい。
・・・そんな日に芝居を観に出かけることになった。
【わが魂は輝く水なり ~源平北越流誌】 (作:清水邦夫、演出:蜷川幸雄)
時代は源平合戦(平安末期)の頃。
平家の武将、斎藤実盛(野村萬斎)は、老いてなお木曾義仲軍との戦に明け暮れている。
彼の息子・五郎(尾上菊之助)は、義仲軍に加わり不慮の死を遂げた。
そして今、もう一人の息子・六郎(坂東亀三郎)さえも、義仲軍に馳せ参じようとしている。
もとはといえば、その昔、幼い義仲の命を救い木曾へ託したのは、実盛だった。
義仲にとって、実盛はいわば命の恩人ともいえる。
その義仲が今や強大な勢力となって、平維盛(長谷川博己)を総大将とする、実盛らの軍を脅かす。
冒頭、髪を下ろし、鎧の上に白い衣装を身にまとった五郎が登場。
彼がもはやこの世の人間ではないことを、その出で立ちとともに物語る。
彼は死者として、父・実盛の傍らにつきまとう。
時に反発し、時に労わるように。
親子は、たとえば夢について、こんな言葉を交わす。
「生きている人間は淫らだ、淫らな夢を追いすぎます」 (五郎)
「死人は立派すぎる、高貴な夢を語りすぎる、とくにお前のような若い死人は」 (実盛)
清水邦夫氏らしい詩的で胸を打つセリフは、随所に散りばめられてあった。
「芸術劇場」(NHK教育)の枠で放映予定
やがて、五郎の死は不慮の事故ではなく、陰謀によるリンチの果ての死ではないかと思えてくる。
それは、結局は義仲軍から逃げ帰ってきた六郎によって、確信へと変っていく。
それなのに、この芝居に肝心の木曾義仲は登場しない。
義仲はもはや狂っていて、指揮を執るどころではなく、巴(秋山菜津子)がその代わりを務めている、という設定になっている。
これらから連想されるのは、あさま山荘事件や山岳ベース事件を起こした、ある政治セクトのこと。
ちなみに、清水氏がこの作品を劇団民芸に書き下ろしたのは1980年というから、今からおよそ30年前のことになる。
その当時なら、これらの事件はまだ生々しい記憶であったのだろう。
今、この作品を自らの手で初めて演出する理由を蜷川氏は、以下のように語っている。
「理屈は付けてるけど、半分は本能的な選択なんだよね。そうやって自分を掻き立てて、普通の老人の終わりにしたくないと意識しているんだと思う」(パンフレットより)
だからだろうか、実盛が一人(いや、五郎と二人)自軍から離れてむかえる最期の印象は強烈だ。
敵を欺くために、実盛は白髪を黒髪に染め、顔を白塗りにして若者を装う。
やがて、敵に囲まれて。。。
これは『平家物語』でも知られている話なのに、悲壮感はなく、ユーモアさえも漂い、胸に迫った。
上演は、休憩を含めて2時間40分。
セリフの美しさに魅せられた時間でもあった。
テレビの放映予定がなければ、もう一度観たいと思った。
きっとチケットはもう取れないけど。
この芝居を観た前日、サザンオールスターズが来年から活動を休止するというニュースが駆け巡った。 (5月19日付asahi.comより)
サザンは、今年でデビュー30周年。
この作品が最初に上演されておよそ30年。
時の流れは、早いようでも遅いようでもあった。
※以下は私の好きなサザン曲。
ところで、長靴にレインコートという重装備をして出かけたのに、渋谷に着いた時にはすっかり雨が上がっていた。
なんのことはない、これも天気予報の通りとは。
≪今週の陸≫
「ほぼ日刊イトイ新聞」のコーナーで、アンケートに答えることで、1年後の自分へメールを届けてもらう企画があった。(詳細はこちら)
そのメールが先日届いて、ビックリ。
たった1年前なのに、企画に応募したことさえ、全く覚えていなかったから。
そこでの、1年後の私へのメッセージ。↓
陸は元気にしてる?
どっちにしても、とにかくガンバレ。
いや、頑張らないでいいよ。
陸は元気にしています。
老いてますますに。
開 始
完 了
正しい利用法
開始時(?)の陸君の目が可愛すぎます。
そして、ポスターを見て演出が蜷川さんだと思いました。
やはりそうだったのですね。私はテレビで拝見いたします。
舞台好きなので、今夜の教育TVも楽しみにしております。
by kojirou (2008-05-23 18:14)
柴犬陸さんと話しかけると陸くんをフルネームで呼んでるみたい。
柴犬さんのがいいのかなあ?とか密かに考えてるたろちうです。
最近テレビ取材率高めですね。そのうちバッチリテレビで拝見できたり♪
サザン、びっくりで、でも彼ららしいのかも?とかも。
by たろちぅ (2008-05-23 18:30)
サザンは私の成長と共に・・・って感じだったので
びっくりしました。
陸君やることがかわいいね~♪
by きす (2008-05-23 18:59)
出演陣を見て これは声が地面を這って届いてきそう・・・、なーんて。
低音好きな私にはうれしいかも。TV放送を待ちます。笑
一年後の自分へ宛てるメールかぁ・・・、さてどんなこと書くかな?と
考えてみました。
とにもかくにも がんばれ!って。
いや とにもかくにも 前進せよ、かな。^^
どっちにしても エールを送って励まします。笑
by kurumi (2008-05-23 19:33)
収録用にTV局のカメラが入っている…というのを読んだら、例の時々遭遇するあの特徴ある笑い声の主のことを思い出してしまいました。その方は今日はいらっしゃらなかったのですね(^^;;;
ベッドひっくり返しを完了したときの陸クンのお顔がなんだか満足げに見えます♪でも正しく利用しているときもあるのね。おネム顔の陸クンが超可愛いです(#^.^#)
by もも (2008-05-23 20:33)
豪華なキャスティングですね。
陸の安らかな表情がnice!です。
また丸くなったんでしたっけ?
by いわもっち (2008-05-23 21:16)
柴壱さん、こんばんは。
またまた素敵なお芝居を観に行かれたのですね。
野村萬斎さん、味のある方ですよね〜。
お芝居のタイトルもなんとも深い感じ。
私もテレビ放送を楽しみに待つことにします。
サザンの活動休止宣言は噂があったみたいですけど、
やっぱりショックでした。
でも、考えてみたら30周年までは続けようと頑張って
いたのかもしれませんね。
8月のコンサートのチケット、取れるかどうか凄く心配
です。
サザンの局はどれも大好き!
Hotel Pacific、私もだ〜い好きです。
ちょっと踊れるのよ!
一番好きな曲なんて選べないけど、「旅姿六人衆」が好きです。
1年前の自分へのメッセージ…キュンとしました。
その陸君、やっぱりベッドをひっくり返してますね(笑)。
by Michy (2008-05-23 22:00)
観ていないので無責任ですが余はこの演劇と新左翼の連赤が同型とは思えません。
永田や森が自ら「権威」を獲得し、怒りの矛先が同士に向けられていました。どこにでもいる真面目な学生が、単に目つきが悪い、気合が入っていない、色目を使った等の理由で自己批判させられ殺されていきました。
これらが彼らの革命の目的やイデオロギーに全く役に立たないことは明白です。しかも、今だに彼らの真の反省はありません。全くの無規範、無目的。彼らは「自分たちは間違っていた。日本を駄目にした」と責任をとらなければなりません。
片や源平は、戦の中での陰謀等きちんと目的があります。
社会学歴史的考察を入れず、リンチのみの表層で類似させるのは非常に危険と考えます。
陸君、ひっくり返し健在ですね。
by わやや (2008-05-23 23:17)
犬ってお気に入りのベッドがあるようですね。
うちのチワワは大きくなりつつあるので
お気に入りのベッドが使えなくなりそうです。
by 袋田の住職 (2008-05-24 07:46)
お恥ずかしいことに日本史がちゃんとわかっていなくて、
頭の中で登場人物の系図がこんがらかっております (; ̄ー ̄A
杉本秀太郎さんの『平家物語』は大変おもしろく読んだ記憶があるのですが。
でもこの芝居は、別の時代に通じるテーマを持っているのですね。
あさま山荘事件は、TVで生中継されたのを鮮烈に覚えています。
萬斎は「国盗人」で狂言っぽい所作が気になりましたが、
この作品ではいかがでしたか?
サザンのニュース、驚くと同時に「やっぱり」とも思いました。
アルバムはレコードの時代からほとんど持っていますが、
最近は自己コピーのような曲が多い気がしていましたし。
曲の中では私も「勝手にシンドバッド」と、「Melody」がお気に入りです。
コンサートには行っていませんが、桑田さんと原坊には、
むかし渋谷でばったりお会いしたことが♪
それと「ほぼ日」からのメール、私にも届きました!
座右の銘は「寝る子は育つ」だなんて、当人はまったく記憶にないのですが、
たぶん書いたんでしょう(笑)
なかなか粋な企画でしたねv
by チヨロギ (2008-05-24 13:06)
10時過ぎには あがりましたよね
サザン 私も 悲しいです~~
by いちご☆ (2008-05-24 16:26)
こんばんは。
野村萬斎さんはNYで放送していた
NHKの子ども番組に出ていたので
夕飯前によく見ていました。
確か、なかぎ武がマネをしているのが
そうですよね?
サザンの休業、ちょっとビックリです。
最近は本人の歌よりも中国語でカバーされた
サザンの曲を聞く事が多くなっています。
特にTSUNAMIの中国語版、大好きです。
陸くん、ベットをひっくり返してしまったんですね。
そんな陸くん、とっても可愛いですね。
by youzi (2008-05-24 20:15)
So-netからだとフリーズするのに、一般(?)だとスムーズに行く事がわかったので、こちらから
めったにお芝居に行けないのでいつも柴犬陸さんにストーリーテラーになっていただき一部お裾分けを勝手に頂いています。初め、リア王をなぜか思い出してしまいました。NHKで是非観たいです。
ガンバらなくてもいいような。。。テキトーに楽しく悔いなく、がモットーな、いい加減に生きてます(苦笑)
by Cocona (2008-05-24 21:34)
お、お、おかしい。。。
画像認証がでてきていたので、それを記入したら、子粉が現れました!! 何でしょう、ソネットさん。わかりません
niceのボタンはないんですよ
これを書いている時も画像認証の文字がでてます。でも、送信したら、また、子粉がでるのかな
結論。まだまだ不具合継続中ってことですね
by Cocona (2008-05-24 21:37)
気持ち良さそうに陸が寝てくれましたね^^
やっと私の青春を共にした陸の楽しい思い出
だけが残るようになったこの頃
写真は多くないんですが、探してみようかな^^
by ハイマン (2008-05-25 00:23)
★つい先日、ゴールデンウィークが始まったのに、来週で5月も終わりです。
うかうかしていると、あっという間に1年が過ぎて行きます。
そうかと思うと、1年前に書かれた自分宛のメールについて、ほとんど記憶がありませんでした。
1年前なら昨日のことのように覚えているかと思ったのに、現実は違っていました。
時間の感覚はどうなっているのか、と思わずにはいられません。
そんな中、早速ご訪問頂き有難うございます。
by 柴犬陸 (2008-05-25 01:29)
☆kojirouさん
ポスターで蜷川演出だと分ります?
独特の雰囲気があるとか? 衣装が贅沢だとか?
NHKは事前の宣伝なしに、いきなり放映してしまうので、今回撮影しているスタッフの方(女性)に、番組名だけ教えて頂きました。
by 柴犬陸 (2008-05-25 01:30)
☆漢さん いつもご訪問有難うございます。
by 柴犬陸 (2008-05-25 01:31)
☆たろちぅちゃん
柴犬陸のHNは、夫がつけました。
私なら別のHNにしますが(笑)、とりあえずは敬意を表して??
でも、どんな呼び名でも構いません。
友人と観劇するときは、千秋楽近くの平日マチネ(昼公演)が定番なので、これがカメラ撮影のスケジュールとぴったり合っているみたいです。
by 柴犬陸 (2008-05-25 01:34)
☆きすさん
サザンのニュースは、初めビックリしたけどデビュー30年なら、それもありかなと納得しました。
新曲が聴けないのが寂しいですね。
by 柴犬陸 (2008-05-25 01:35)
☆kurumiちゃん
>声が地面を這って届いてきそう
なんと的確な表現でしょう、本当にそうです。
野村萬斎さんの声には、そんな迫力があります。
他の主だったキャストも、そういえば全員低音かも。少なくとも高音ではありません。
ぜひ、テレビでご確認を。
実は、ほぼ日刊イトイ新聞で、今年も同じ企画が予定されています、6月頃とか。
ご参考までに。↓
http://www.1101.com/home.html
by 柴犬陸 (2008-05-25 01:35)
☆ももちゃん
ももちゃん、どうして分ったの?笑
例の笑い声に今回も遭遇しておりますです。
でも、運が良くて、声が聞こえたのはたった1回だけ。笑
いつも後方から声が聞こえてくるんですが、今回は特に近かったみたいです。すぐ後だったりして。笑
ところで、陸のベッド返しが最近は頻発しています。
もう、トシだから収まったと思ったのは、とんだ誤解でした。
by 柴犬陸 (2008-05-25 01:37)
☆いわもっちさん
狂言界や歌舞伎界からオファーした、豪華なキャスティングでしたので、着物で観劇される方が目立ちました。
座席も、これまでの中では一番後方でした。
そちらの方に確保された座席が多かったのでしょう。
前回『どん底』を観た時とはまるで別の劇場でした。
陸は四角のベッドを引っくり返すことを覚えて、楽しそうです。
by 柴犬陸 (2008-05-25 01:41)
☆Michyさん
清水邦夫さんの本は、タイトルでまず魅せられます。
私の大好きな『幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門』を始めとして、『真情あふるる軽薄さ』、『鴉よ、おれたちは弾丸(たま)をこめる』等など。
これらが蜷川演出で上演されると、再び光が当たります。
ところで、サザンのコンサートに行かれるんですか?
私もテレビで何度か観たことはありますが、ライヴはまだ。
「まだ」と言えるのも今年までなんですね。
「Hotel Pacific」は、「tsunami」のすぐ後の作品で、個人的にはこちらの方がサザンらしくて、とても好きです。
Michyさんと一緒に踊りたいところです、これは冗談じゃなくて本心で。笑
by 柴犬陸 (2008-05-25 01:44)
☆わややさん
わややさんのご指摘はもっともだと思います。
ただ、この作品は、源平合戦に題材を得ているものの、史実からはかなり離れたフィクションです。
歴史劇のスタイルをとりながら、具体的には70年代の連合赤軍を描いているという解釈が通説になっています。
それを証明するのは、今回のパンフレットに掲載された蜷川氏のインタビューで、
「連合赤軍みたいなラジカルな革命集団の話」と語ったことでしょうか?
記事には書きませんでしたが、義仲軍内部の無意味な殺戮の場面もあります。
白髪を黒髪に染めるシーンが「平家物語」からのエピソードであるため、その境が紛らわしくなっているのは、たしかです。
また、初演からおよそ30年を経て、当時の政治状況が記憶から薄れていたり、そもそも「連合赤軍」を知らない人たちが増えました。
その難しさが、演出者の苦悩であり、工夫でもあったようです。
by 柴犬陸 (2008-05-25 01:55)
☆袋田の住職さま
陸は、どのベッドも置いてあればひととおり使ってみるくせがありますが、なかでも、自力で引っくり返せるのが好みのようです。
ココアちゃんは可愛いから、いろんなベッドを用意してあげたくなりますね。
by 柴犬陸 (2008-05-25 01:58)
☆MORIHANAさん わざわざご訪問有難うございます。
by 柴犬陸 (2008-05-25 01:59)
☆いとおさん はじめまして。 ご訪問有難うございます。
by 柴犬陸 (2008-05-25 02:00)
☆チヨロギさん
「平家物語」というと、吉川英治や宮尾登美子を思い浮かべるのに、杉本秀太郎とは、さすがにチヨロギさんです。
彼について知っているのは名前だけなので、この機会にぜひ読んでみたいと思い、Amazonに注文しました。
この芝居は、源平の物語というよりも、木曾義仲軍を70年代の連合赤軍に置き換えることで、そこに普遍性を見つけようとしているようです。
野村萬斎に狂言っぽい所作を感じたのは、カーテンコールの時です。笑
本編では老人役だったので動き方もよぼよぼというか、よろよろでしたが、カーテンコールではなんと舞台中央で飛び上がって見せました。
この場面をオンエアしてもらえると面白いんですが。笑
ところで、生サザンのお二人にお会いしたんですか?
コンサートよりもおそらく、ずっと近くで観れましたね。笑
渋谷は、彼らの出身大学もありますね。
青山劇場や円形劇場に行くと、あのあたり青山学院だらけですもの。
「ほぼ日」からのメール、やっぱり覚えていなかったんですね。
良かった、私ひとりじゃなくて。笑
by 柴犬陸 (2008-05-25 02:07)
☆いちご☆さん
電車が止まるといけないと思って早めに家を出たのが、仇になったというか。。
レインコートが暑かったです。笑
サザン、きっとまた活動するかもしれませんね。
そんな意味の発言もあったようです。
by 柴犬陸 (2008-05-25 02:10)
☆youziさん
「日本語であそぼ」(NHK教育)でしたっけ?
なかぎ武?友近とのコンビで見たことがありますが、それ以上はちょっと。。
youziさんは、北京やニューヨークなどに滞在の経験がおありなんですね。
「tsunami」の中国版、ちょっと聞いてみたいです。
by 柴犬陸 (2008-05-25 02:11)
☆Coconaさん
「リア王」ですか? そんなふうに、いろいろとイメージするのは面白いです。
この芝居で、実盛は愛すべき知将として登場します。
老いているけれど、決して愚かではありません。
特にラストシーンがおかしいのに、切なくて。。。
ぜひぜひテレビで。
>テキトーに楽しく悔いなく
それが出来ればテキトーではないではないですか。
まだ私の記事はちゃんと動かないのでしょうか?
by 柴犬陸 (2008-05-25 02:13)
☆Coconaさん
ログイン出来ないのに、ログインしたようにコメントが入るんですね?
不可解です。
nice!のお気持ち、有難うございます。
by 柴犬陸 (2008-05-25 02:13)
☆ハイマンさん
昔は、確かにそれほど犬の写真は撮りませんでしたよね。
今みたいにデジカメもなかったですし。
ハイマンさんちの陸くんのお顔、拝見したいです。
by 柴犬陸 (2008-05-25 02:19)
☆みほちゃん いつもご訪問ありがとう。
by 柴犬陸 (2008-05-25 02:19)
このお芝居も面白そうですね!
歴史物は好きなジャンルなので、
NHKで放映されたら見てみたいと思います。
ソネブロは、相変わらずたまにエラーが出るので、困りますね。
by lapis (2008-05-25 20:48)
テレビ放送、見逃さないようにチェックせねば!
陸くんの「ひっくり返し技」、相変わらずかわいい♡
by misso (2008-05-25 21:13)
☆lapisさん
聴かせるセリフが多いのが清水氏の特徴です。
歴史物は、登場人物の背景やストーリーが知られているので、芝居に入りやすいですね。
歴史物に造詣が深い、lapisさんのご意見をぜひお伺いしたいです。
by 柴犬陸 (2008-05-25 22:54)
☆missoちゃん
NHKは、たいした宣伝をしないでいきなり放送してしまうので(なにしろ「恋する妊婦」は収録から1ヶ月以内に放送)、コマリモノです。
3chの「芸術劇場」をお忘れなく。笑
陸はベッドをひっくり返している時がいちばん幸せそう。
by 柴犬陸 (2008-05-25 23:10)
またNHKのテレビカメラが入ってたんですね。
さすが、東京って感じですね。
1年後の自分へのメールですか?
自分へのっていうよりも陸くんへの、愛情が感じられるメールですね。
by みゆき (2008-05-26 20:28)
北関東では、今日もすごい夕立でした。
ベッドは気にいったのがなかったようで、
また後で買いに行くことになったようです。
by 袋田の住職 (2008-05-26 22:30)
や~、思いっきり名前を間違えていました。
なだぎ武ですね。
あの、「ややこしや~~」って言うのを
真似するんです。
中国語版の「TSUNAMI」
中国のサイトでよろしければ、
聞くことができるアドレスをお知らせします。
by youzi (2008-05-26 22:55)
☆ぽちママさん いつもご訪問有難うございます。
by 柴犬陸 (2008-05-27 00:01)
☆みゆきさん
後半の一日2回公演にテレビカメラが入るケースが多いです。
二回撮って、どちらかを生かすのでしょう。
でも、芝居を観ていると、カメラのことはすぐに忘れてしまいます。
陸が老齢なので、一年後というと、やはり陸のことが気になります。
by 柴犬陸 (2008-05-27 00:13)
☆住職さま 再訪問有難うございます。
こちらも、気がついたら雨になっていました。
ベッド、お気に入りが見つかるといいですね。
陸のもボロボロになったので、通販で買いました。
でも、通販は割高ですね。
by 柴犬陸 (2008-05-27 00:21)
☆youziさん 再訪問有難うございます。
正しくは、なだぎさんっていうんですね?
中国語版の「TSUNAMI」について、検索してみたのですが、うまくヒットしませんでした。
教えていただければ助かります。
by 柴犬陸 (2008-05-27 00:43)
芸術劇場のチェックは先日より欠かさず。でもその時に限って見逃しそう。そんなアタシ。
by calcam (2008-05-27 11:29)
寝心地抜群?(笑
きむたこもベッドがほっすぃー!
って、今時ねぇ・・・。(泣
by きむたこ (2008-05-27 12:16)
陸さんの記事を読ませて頂くと、いつも観に行ってみたくなります。芸術劇場で観れるといいなぁ~~
陸くん、相変わらずかわいい~~
寝顔もなんとも言えないですぅ。
やはりベッドは正しく使用するのが良い??
by fukumusume (2008-05-27 14:54)
☆ミミちゃん
ミミちゃんだけではありません、私も見逃すの得意です。
いちおう「芸術劇場」をお気に入りに登録してるんだけど、それでも見逃すからね。
by 柴犬陸 (2008-05-27 17:31)
☆きむたこちゃん
陸にはどんなベッドもひっくり返すのが掟みたい。笑
by 柴犬陸 (2008-05-27 17:36)
☆2Kさん いつもご訪問有難うございます。
by 柴犬陸 (2008-05-27 17:37)
☆fukumusumeさん
「芸術劇場」って、分ってても見逃しやすいです。
なにしろ、教育テレビは新聞見てもチェックしてないもの。
最近、陸の寝顔をカメラで撮れるようになりました。
以前なら、近づいただけで気配を感じて目を開けたんだけど。
by 柴犬陸 (2008-05-27 17:40)
蜷川さんの舞台は一度だけ観に行ったことが
あります。 今度ガラスの仮面の舞台も
蜷川さんの演出らしいですね^^
陸くん、寝顔を撮れるようになったんですか~
ウチのジュエルも、今は爆睡していても
カメラ近づけると目を開けますが、もっと年をとったら
陸くんのように寝顔を撮らせてくれるようになるのね^^
楽しみだ~(笑) 陸くん可愛いんだもん
by jewel (2008-05-28 15:43)
☆jewelさん
「ガラスの仮面」、夏に蜷川演出で上演されると聞きました。
コクーンではなく、さいたま芸術劇場のようですが。
きっと楽しい作品になるでしょうね。
ジュエルちゃんのアップの写真、いつも楽しんでいます。
by 柴犬陸 (2008-05-28 22:08)
『TSUNAMI』の中国版ですが
サイトのアドレスと思ったのですが
中国のサイトなので回線が悪い事があるので
私のブログの方にMP3を貼り付けました。
「私の好きな歌」と言うタイトルにしましたので
お時間がある時にお立ち寄りください。
by youzi (2008-05-31 20:53)
野村萬斎さんが出ていらっしゃるのですね。TV放映されるとの事、是非観たいです☆
さて、サザンが、そうですか〜。そろそろ50を過ぎて、という感じなのかな〜。
いろいろ想い出が有るだけに残念ではあります。コンサートとかも行きましたので。
ほぼ日のアンケート、私も忘れていて、メールが届いて苦笑い状態でした〜♪ (^-^)
そうか、一年前はこんな事を考えていたんだ!と、それはそれは面白い体験をしました☆
by sara (2008-05-31 23:40)
☆rararinndouさん はじめまして。
ご訪問有難うございます。
by 柴犬陸 (2008-06-02 16:12)
☆paceさん ご訪問有難うございます。
by 柴犬陸 (2008-06-02 16:13)
☆漢さん いつもいつもご訪問有難うございます。
by 柴犬陸 (2008-06-02 16:14)
☆m*ちゃん いつもご訪問ありがとう。
by 柴犬陸 (2008-06-02 16:19)
☆saraさん
saraさんもほぼ日のメール届いているんですね。
あのメールを見ると、1年は短いようで、案外長いものだと思ったりしました。
「面白い体験」でしたか?
なんだか聞いてみたいです。
by 柴犬陸 (2008-06-02 16:22)
☆Appledesuさん はじめまして。
ご訪問有難うございます。
by 柴犬陸 (2008-06-04 22:43)