SSブログ

カルタちゃん [友達]

ある日のこと、陸を散歩中に、見知らぬ奥様が走りよってきた。
「この辺で柴犬、見ませんでしたか? ウチの犬がいなくなっちゃったんです」
よく見ると、奥様は赤いリードを握りしめて、陸の顔を正面から見つめていた。
陸に似ているのだろうか?
探しましょう、と私は奥様とは反対側の原っぱへ出た。
しばらく歩くと、ノーリードの柴犬が道の真ん中にしゃがんでいた。
きっと、これが奥様の、と思った瞬間、その柴犬がゆっくりと歩き出す。
柴犬は、大きなお宅の前で立ち止まった。
見ると、少しだけ門扉が開いている。
どうやらここから逃げたらしい。
門扉はちょっとしか開いておらず、わんこが入るには狭すぎる。
どうしよう。
車も通るし、陸もそばに居る。

「カルタちゃーん」
おじさんの声がした。おじさんもわんこを連れている。
おじさんは、「カルタちゃん」と呼ばれた柴犬と自分のわんことを連れて、その門扉を開けた。

       
     
これが、カルタちゃんとの出会いだ。
ちなみに、おじさんはカルタ家の人ではなくて、ご近所の方。
このころから、カルタちゃんは町内の人気者だった。

       
          (吠えるカルタちゃん 11月15日きのう)

       
          (吠えるカルタちゃん 11月16日きょう)

カルタは、お正月の歌留多遊びのこと。
歌留多で遊ぶ頃に、飼い主のもとにやってきたから、その名が付いた。
カルタちゃんのことは、【犬の日あれこれ】にも書いている。
奥様とはそれ以来、顔見知りになった。

不思議なもので、奥様がそれからしばらく経って、迷い犬を保護することになる。
その話はまた日をあらためて。   

       
       (今日の陸 庭。さんのキャプチャー及びキャッチです)  
            庭。さん、有難うございました。


ところで、昨日【すいすえみ~】さんから、100nice!を頂きました。
また、So-net blog以外の方々にも、nice!にも劣らない、多くのコメントを頂戴しました。
ソネブロの平均年齢を上げている私にも、少し早めのクリスマスプレゼントが届いたようです。
みなさま、ご訪問有難うございます。
これからもよろしくお願いいたします。  

     
      11月16日 23:57現在  


nice!(9)  コメント(22)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ペット

ともだち 2 [友達]

陸の友達、アルちゃんに会えた!(詳しくは【ともだち】へ)
いつものように、玄関先で大きなカラダ。
陸は、途中から駆け足になる。
深刻な病状と聞いていた私も一緒に走っていた。

       
            「アルちゃん」

       
            「アルちゃ~ん」

       
            「陸ちゃん」
                                          
午後から教会のバザーへ。
同じマンションに住んでいた、Kさんからのお誘い。

       
              礼拝堂で

       
              教会の庭で

Kさんとは、管理組合の理事会で知り合った。
医院を経営していた地主が破産し、マンション所有者との間でもめごとが絶えなかった。
裁判沙汰にもなった。
何度、理事会や総会を重ねただろうか。
管理組合の主張が通って、裁判は勝利した。
Kさんとは、この過程で個人的に親しくなった。
こんな時に出会った友達は、真の友達だと思う。
もう10年以上前の出来事。マンションから引っ越して10年経った。

Kさんの通う教会でのバザー。
私も何人かと顔見知りになった。

     
   (ケース 100円)     (クッキー @80円)     (石鹸 @160円)

帰りにアルちゃんの家へ寄り道をする。
もう姿はなかった。

その帰り道、白い蝶々がまとわりついてきた。
【黄色】ではなくて、小さな白い蝶々。
これは何??

       
           (昨日の陸  ベッドをかぶるの巻)
http://www008.upp.so-net.ne.jp/riku/riku01.htm


nice!(8)  コメント(23)  トラックバック(1) 
共通テーマ:ペット

ともだち [友達]

陸の友達、アルちゃんが体調を崩していると聞いた。
そういえば、この2、3日姿が見えない。
アルちゃんは、♂のシベリアン・ハスキー。今年12歳になった。
ハスキー犬のイメージから遠く、穏やかな性格の持ち主。
いつもは、お家の玄関先で、大きなカラダを休めている。
ひとしきりアルちゃんをなでて通る、わんこ好きの老若男女にときおり出会う。
近所の美容室で、アルちゃんに勝手に名前をつけて呼んでいることを知った。
その別名は「こうちゃん」。 お利巧のこうちゃんだ。
アルちゃんの性格が分かる、呼び名。
本名は、あえて言わなかった。

陸が傍を通ると、必ずカラダを起こしてくれる。 わんこ同士の挨拶をするために。
陸も大きなわんこは苦手なのに、アルちゃんには吠えたことがない。
アルちゃんもだ。
ノーリードで、飼い主の後(前ではなく)をゆっくり歩く、アルちゃんに先日会ったばかりだった。
持ち前の穏やかさで、病気を退治してくれると信じている。

       
           (アルちゃんにご挨拶)

       
      (座っているアルちゃん)            (立っているアルちゃん)

友達関連で、『朝日新聞』(11月11日付)に、こんな記事を見つけた。
タイトルは「友達とつき合う方法」。
小川洋子さん(作家)と、『声に出して読みたい日本語』の、斉藤孝さん(明大教授)との対談だ。
斉藤教授が提案する、コミュニケーション・メソッド『偏愛マップ』の紹介を兼ねた内容になっている。
『偏愛マップ』、どことなく色っぽいニュアンスの言葉。(私見です)
一枚の紙に自分の「大好きなもの」を書き出し、それを互いに見せながら会話する、というもの。
たったそれだけで、世代や性別に関係なく、相手との会話が盛り上がり、話も深まるそうだ。
『偏愛マップ』の詳しい紹介は 【こちら】へ。

      
      『偏愛マップ』斉藤孝著

ちなみに、小川さんの『偏愛マップ』を二つだけ抜粋すると、
1.スポーツ観戦: プロ野球(阪神タイガース)・高校野球・オリンピック
2.犬にかかわることすべて
思っていたとおりの回答。
小川さんとは、すぐにでもお友達になれそうだ。

       
         (今朝の陸  お友達を待つ)


nice!(6)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ペット

てっぺい [友達]

立冬。
昨夜の雨が上がって、朝から青空が広がった。
近くの公園では、いつもの時間に太極拳のグループが集う。
もうすぐ8時。

     
        (太極拳が始まる。写っていないところに数人いる)

今日は、気持ちの良い朝だから、てっぺいくんの家へ遠回りする。
てっぺいは、♂の豆柴。 陸より数歳年上の友達だ。
車庫と玄関を走り回って、今日もいた。
てっぺいの特徴は、何と言ってもその首輪にある。
『てっぺい ○○○○-○○○○』
小さなてっぺいには、少し太めの首輪に、名前と電話が大きな文字で書かれている。
だから、誰に聞かなくても、てっぺいの名前は分かった。

     
        (てっぺいくんとご挨拶)

キムタクの『ラブ・ジェネレーション』放映の頃には
「おい、てっぺい」
大威張りで、呼んだりして。 
そうです、キムタクの役名が「てっぺい」でした。

てっぺいは、会うといつもオシッコを掛けてくる。
陸も負けずに、オシッコを掛ける。
いや、陸が掛けて、てっぺいが掛け返す。いや、。。。。
とにかく、互いに相手のオシッコを避けながら、無言でオシッコを掛け合うの図。
なんだかへんな光景だ。

もしかしたら、てっぺいは、小さい頃に脱走したのだろうか?
それで、あの首輪があるのかも知れない。
今日みたら、首輪は少し小さくなって、てっぺいの名前は見えなかった。

        
      (太極拳のあと公園で、のんびり)        (公園のあと家で、まったり)
http://www008.upp.so-net.ne.jp/riku/riku01.htm


nice!(7)  コメント(14)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ペット

ラッキーちゃん [友達]

今朝の散歩で、ラッキーちゃんの家に寄ってみた。
居るかな? 朝は留守が多いけど。。

ラッキーちゃんは、わんこの中で数少ない陸の友達だ。
黒柴系の♂で、年齢は分からない。
保健所で処分寸前のところを引き取られたから、「ラッキー」と名前が付いた。
そのせいなのか、とてもおとなしくて(めったに吠えない)、人懐こい。
今日は玄関に居て、陸に尻尾を振ってくれた。
そしていつものように、門扉にカラダをくっつけて、「なでて、なでて」と催促をした。

   
      (ラッキーちゃんとご挨拶)

この門扉に鍵が掛かっていなかったせいで、ラッキーちゃんは脱走したことがあった。
飼い主は、まず最初に保健所に電話をした、と言う。
いなくなって数週間経って、他所のお宅で保護されているのが見つかった。
踏み切りを渡った先のご近所だった。
ラッキーちゃんは線路を嫌がっていたから、まさかそちらに逃げたとは思わなかった、そうだ。
先入観にとらわれて、違うところばかり探し続けていた、と苦笑まじりに話してくれた。

陸も小さい頃はスイスイ渡ったのに、今では踏み切りに近づこうとさえしない。
こちらの都合で渡ろうとしても、頑として動かない。
ラッキーちゃんと似たもの同士だ。

ところで、今日は年1回の混合ワクチン予防注射の日。
「緊張してるのね。心臓がドキドキしてるもの」
と、女医さんに言われて、一瞬の注射。
「もう終わったわよ。 おりこうさん」

ラッキーちゃんにも会えたし、先生にも褒められたし、陸、上機嫌の一日。

  
 (注射待ち)          (注射中?)          (注射終り)


nice!(9)  コメント(15)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ペット

ご対面 [友達]

陸のリードを替えた。
持ち手が擦り切れてきて、今にも切れそうになっていたからだ。
平和の森公園から帰ってきたところで、サッと取り替える。
飼い主の希望としては、せめて散歩用とお出かけ用ぐらいは、別のリードに取り替えたいところだが、それは陸には望めない。
だから、たいていは、やむを得ず替えることになる。
ひとつ前のリードは、散歩中に陸の首から、何度も抜けた。
それで、留め金が頑丈な今のリードに替えている。
   
   (留め金の形 左が新)
日曜日夜からのリードについて
色は、「青」(旧は赤・緑)に、長さも、「180cm」(旧は120cm)になった。

  
        (リード新)                    (リード旧)

リードを取り替えてから、早速、二つのご対面がかなった。
一つは、大好きな、【トラックドライバー】と。 昨晩のこと。


    
     (うれしくても暴れる陸)

もう一つは、苦手な、【猫のクロちゃん】と。 これは今朝のこと。

    
     (飛びかかれない陸)

会いたい人にも会いたくない人にも会ってしまう、「ご対面リード」でございます。

http://www008.upp.so-net.ne.jp/riku/riku01.htm


nice!(3)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ペット

こう太くん [友達]

10月の半ばを過ぎて、朝晩冷え込む季節になった。
この頃になると、朝はゆっくりめ、夜は早め、と犬を散歩する時間帯も変わってくる。
勤務していた頃は、そんな悠長なことは言っていられなかったけど。
【いつものメンバー】にも、しばらく会っていない。

このところ頻繁に会うのは、♂の柴犬「こう太くん」だ。
こう太くんを引っ張る、おじさんは温厚そのもの。
いつも、ニコニコしながら、立ち止まり挨拶してくれる。そして、陸が近づくまで待っている。
きのうと今日、朝晩ともお見かけした。
陸は、こう太くんに会うと競争心むきだしに、ガウガウが始まる。
「うちの犬は、自分より小さい犬には、おとなしいんですよ」と、おじさん。
たしかに、こう太くんは同じ柴犬といっても、陸よりひと回りは大きい。
陸の一人相撲だった。


(こう太くん)

そういえば、陸も自分より大きい犬には対抗心を燃やす。例えば、ゴールデンとか、ハスキーとか。
逆に、小さい犬はことさら無視しようとする。例えば、ダックスとか、チワワとか。
「そ、そうですね。陸も、そうです」と、私。

おじさんは、やがてこう言った。
「うちの犬は、自分のことを犬だと思っていないんです」
車が通って、その続きは聞かずじまいだった。


(きのうの陸)
http://www008.upp.so-net.ne.jp/riku/riku01.htm


タグ:こう太くん
nice!(1)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ペット

猫のクロちゃん [友達]

今朝、ゴミ出しに行こうと玄関を開けたら、陸が突然吠えだした。
と、同時に、黒猫がウチの車庫から走り出てきた。
陸が吠えた原因はこれだったんだ、と納得。
くもりガラスを通しても、視界を塞ぐ車があっても、陸には黒猫が見えるらしい。


 (今朝)

その黒猫は、一年前ぐらいから、姿をみせるようになった。
時折、お向かいのブロック塀の上で日向ぼっこをしていた。
片一方のお腹から後ろ足にかけてが、焼けたように毛が少ない。
捨て猫?と思ったが、可愛い首輪をつけていた。
ウチの車庫に出入するようになったのは、それから少し経ってから。
雨の日や冷え込んだ晩に、車庫の隅に隠れていた。
家がないんだろうか?
見かねた主人が、ササミをあげても、食べようとはしなかった。
エサには不自由してないんだろうか?

  
 (以前のようす)

捨て猫にくわしい、クリーニング屋のおばさんに、それとなく聞く。
「シッポ短い? 目はどう?片目つぶれてない?子猫じゃないよねぇ」
お腹の特徴を伝えると
「アパートの人が飼ってたのかなぁ、引っ越すと置いて行っちゃうことよくあるのよねぇ」
引越し先が猫を飼えないところなので、やむなく、捨てていってしまうケースがあるという。

主人が、ダンボールで簡単なベッドを作ったら、そこが黒猫の居場所になった。
といっても毎日は来ない。気まぐれのように姿を見せる。ちょうど今朝のように。
今では、毛も元通りに生えそろい、目立つ特徴はなくなった。
相変わらず、エサは食べない。
我が家では「クロちゃん」と呼ぶことにした。宅急便と混同しないように、ね。
クロちゃんの飼い主は、今も分からない。

 
(今朝は、寒かったね)
http://www008.upp.so-net.ne.jp/riku/riku01.htm


nice!(2)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ペット

タウン紙 [友達]

昨日、タウン紙が朝日新聞のチラシと一緒に届いた。
タウン紙といっても、新聞販売店が独自に作っている、B4版1枚もの。
毎月1回、地元のコンサート情報、販売員のコラム、そしてペット紹介が載っている。
今回のペットは、♂の柴犬。
『ちなみに、このお宅に新聞を配っているウチの店員は「心の支えだ!」と言っていました』
編集部談として、こう記されている。思わず【お兄ちゃん】を思い出した。

このペット欄に、陸も掲載された。
2002年11月17日号だから、3年前のことになる。
『柴犬には珍しく人間が大好き。なつっこいです。なかでもASA○○のお兄さんが一番好き!!』
私の書いた文章が載っている。

陸の最初の友達、お兄ちゃんから「陸を載せたいんで、お願いしまっす」と依頼された。
文章と写真を渡す際に、「お名前は?」と聞いたことを今でも覚えている。
そんなことがなければ、名前を知ることもなかった。
当時、彼がコラムを書いていた。(名前を知ってから、分かったことだけど)
コラムは、ボクシングの話題に集中していて、彼の意外な一面を知る思いだった。

お兄ちゃんは、このタウン紙を見ただろうか?そして、陸を思い出しただろうか?  (陸の母 記す)


2002年11月17日号


nice!(1)  コメント(5)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ペット

トラックドライバー [友達]

陸の3番目の友達は、○○運輸のトラックドライバー。
近くの駐車場が、この会社のトラックで埋めつくされている。
朝早く、この駐車場に自転車でやって来て、夕方遅くに自転車で帰っていく。
自転車に乗っていると、別人かと見間違うほどの若者だ。

「陸ちゃんの写真撮ってもいいっすか?友達に話したら、どんな犬か見たいって言うんで」
彼は、すぐさま携帯を取り出した。「おやっ?」と思ったことを覚えている。
今と違って、その頃はカメラ付携帯が物珍しかったからである。
トラックドライバーは時代の先端を走っていた。
陸がじっとしていなくて、また彼もカメラに慣れていなくて、撮るのに何度も失敗したけれど。

「陸、おにいちゃんだよー」
きのうの夕方、駐車場で荷物の整理をしているのに、出くわした。
陸には、「おにいちゃん」という言葉がわかる。
シッポを千切れるように振りながら、彼のもとに走って行った。  (陸の母 記す)


いつもの姿


nice!(1)  コメント(5) 
共通テーマ:ペット

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。