『志の輔らくご in ACT』 (追記あり) [落語]
ここがオープンして1年半、落語ではこけら落しだという。
『志の輔らくご in ACT』 (@赤坂ACTシアター)
3回公演だから、全部満席としておよそ4000人(1300×3)が集まる計算。
スゴイ人数になる。
・・・そんな話から始まった。
すると、たった1回公演(?)で、6600人超が並んだS被告はどれだけスゴイことか。
あれを公演って、言っていいかどうかは別にして。
・・・つかみは、まずまず。
志の輔らくご「牡丹灯籠」 [落語]
得意な分野ではないけれど、ドキッとした経験は私にもある。
夫の祖母が亡くなり、そのお通夜の晩のこと。
葬儀を祖母の家で行うことになって、主だった部屋には鯨幕(黒い幕)が張られていた。
お線香を絶やさないという役目を、私たちが仰せつかる。
いつしか義父も加わった。
しばらく経って、部屋の柱時計がボーン。
静かだったから、よく響いた。
夫と私は、反射的に柱時計を探すが、鯨幕に隠れていてどこにあるのか見えない。
時計が鳴るのは、正時か30分のはず。
そう思って腕時計を見ると、時間が全然違う。
“時間が合ってないですね”
義父にそうは言ってみたものの、幕を外して柱時計の時間を直すという風にはならず、
後で義母にそのことを伝えたところ。。。
≪その柱時計、もともと鳴らないんだって!≫
でも、確かに鳴った。
私だけじゃなくて、義父も夫もその音を聞いている。
霊感にこだわる義母によれば、祖母は私たちに見守られて喜んでいる、という解釈。
・・・あえて、反論しなかった。
ところで、本題は
志の輔らくご in 下北沢 『恒例 「牡丹灯籠」2009 』
『志の輔らくご in PARCO 2009』 [落語]
初売り、初詣とくれば、次は初笑い。
そんなスケジュールになった。
『志の輔らくごin PARCO 2009』
お正月恒例の1ヶ月公演も今年で4年目とか。
私には昨年に続いて、やっと2年目。(昨年の記事は こちら)
チケットの取り難さは年々増している。
もちろん、今回も完売。
運良く取れたのは、初日から2日後の水曜日昼間の公演。
“なんとも中途半端な曜日の昼間に、落語を聴きに来られるのはどういう方たちかと。
あぁ、こんな方たちですね”
まずは正直な?感想で笑わせる。
後で公演スケジュールを見たら、確かに平日の昼はこの日だけ。(追加公演を除く)
落語家にとっては、土日以外の昼公演は珍しいらしい。
予想どおりというか、客席の年齢層はいくぶん高め。
そんな中には、高田文夫、林真理子、高見恭子、由紀さおり&安田祥子姉妹(いずれも敬称略)などの有名人も。
個人的には、昨年秋まで通っていたカルチャーセンターの講師、M先生とロビーでバッタリ。
意外にも、今回スタッフとしてかかわったということだった。
右は会場に置かれたチラシ。
“年の初めのにこやかなスタートを切っていただきたく、うぐいすのような声で???お迎えいたします” (チラシより。太字も原文のまま)
声だけでなく、舞台の色や着物までも、うぐいす色で統一して登場。
新作落語 『ハナコ』をまず一席。
根底にあるのは、一昨年来、連続して起きている偽装事件。
「あらかじめお断りする」の文化を持つ日本が、どうして人目を欺く偽装に走ったのか?
志の輔師匠にはそんな疑問が渦巻いたという。
そこから、偽装していないことを強調するために、「あらかじめお断りする」を客に連発する、温泉宿のおかみを登場させる。
ついには、どこまでも「あらかじめお断りする」異常事態へ。
この可笑しさが哀しい。
なお、出来て間もない新作落語なので、不出来を「あらかじめお断りする」とのオチも。
今回のメインは、『狂言長屋』。
長屋の住人が、身投げしようとする狂言師を助けたことから始まる騒動。
殿様から言い渡された、狂言のテーマ「無情」を書けないことが身投げしようとした理由。
住人とのやりとりで、狂言師がやがて「無情」を書きあげて上演するの段。
ここから、舞台が動いて座布団が後方に一気に吸い込まれたかと思うと、本物の囃子方、本物の茂山流狂言師が登場する仕組み。
志の輔師匠もいつのまにか狂言師の衣装を身につけて、狂言のコラボが始まった。
演目は今年も3題。
全23公演が同一プログラムというが、今日(13日)の時点で9回を終了。
まだ半分も終わっていない。
果てしない長丁場に思えた。
※※※※※
[渋谷の風景]
お正月の渋谷を写す。
①JR渋谷駅ハチ公口で。
リハーサル中。
②JRと京王井の頭線の連絡通路、マークシティ内で。
岡本太郎作の巨大壁画 「明日の神話」。
渋谷の新しいランドマークに。
≪眠い陸≫
初シャンプー後の陸。
ガマンしてもやっぱり眠い。
「ひる落語 ひる談春」とか [落語]
「僕ら、寄席に出たことがないんですよ」
立川談春の第一声は、こんな話から。
「立川談春独演会 ひる落語 ひる談春」 (北沢タウンホール)でのこと。
「立川志の輔独演会」 [落語]
運良くチケットが取れて、久しぶりに落語を聴く。
「立川志の輔独演会」 (練馬文化センター 大ホール)。
「みなさん、北の湖理事長が辞任したのに、こんなところに居ていいんですか?」
最初のつかみでどっと沸かせる。
そういえば、前回も朝青龍問題で角界が大揺れの頃だった。(前回の志の輔はこちら)
ロシア出身力士のせいで大麻の検査方法に詳しくなった話から、ロシアに決して誇れない事故米などのマジメな話題にも触れる。
そして、総裁選ではオバマに投票しようか、と皮肉るのも忘れない。
時事ネタには事欠かない昨今、落語なんぞ聴いているよりも、と拗ねるような口調も見せて。
やがて、今日の演目が始まった。
開場前に生演奏
強盗事件などを伝えるニュースで、常套句のように語られるフレーズ。
「シャッターが、バールのようなものでこじ開けられ・・・」
この「バールのようなもの」に注目してみると、面白いことが分かる。
この場合、「バールのようなもの」とは、バールそのものではない。
もし、バールなら、「のようなもの」とは言わず、バールといえば済むのだから。
同様に、「ハワイのようなところ」と言った場合、それはハワイではない。
さらに「女のような人」と言えば、女ではない。
つまり、「〇〇のような」と言えば、それは〇〇ではない、という理屈になる。
なるほど! 思わずそう頷いてしまいそう。
同じ様にこの話に感心した主人公が、浮気を疑う妻に、このやり方で切り抜けようとする。
“彼女は、〇〇のような女性です”と。
ところが、人生そう甘くない。
何でも「〇〇のような」と言えば、それは〇〇を否定するとは限らない。
そう言うことで、よけいに〇〇を強調してしまう例外もある。
主人公が陥ってしまったのは、まさにそれ。
はたして、”〇〇のような女性”に当てはまる単語は?
・・・ご想像下さい。(笑)
笑わせても、なにやら教訓めいたオチだった。
ところで、この日にはとびきりのサプライズが用意されていた。
たまたまこの日に打ち合わせにやってきて、ついでに舞台に上がったとか。
休憩後に登場したその人ときたら、万雷の拍手に包まれながらも、
≪ひねくれモノなので、私の名前は言いません≫
≪ご不審の向きもあるようなので、名乗らせて頂きますが。。。立川志らくです≫
とうとう最後まで、この調子で通した。
9月下旬に、彼の落語を聴く予定の。。。立川談春その人だった。
この飛び入りのおかげで、終演は、22時をかなり廻った頃。
予定よりも1時間以上長く、落語を楽しめた。
およそ1500名収容の立派なホールで、もちろん満席だった。
友人も同じ場所に居たことを後で知らされて、ビックリ。
互いに全く気付かなかった。
※※※※※
[久しぶりの・・・]
久しぶりといえば、およそ十年ぶりに、中野ブロードウェイ内の「さかこし珈琲店」へ。
自家焙煎の美味しいコーヒーのお店。
以前は足繁く通ったのに、仕事を辞めてからは遠ざかっていた。
「ひとりのための ひとつのコーヒー」
このキャッチフレーズが書かれた店の小さな看板さえ懐かしい。
それぞれのテーブルに似合いの椅子や、壁の版画、大ぶりの花瓶に飾られた花々。
店内は少しも変わっていなかった。
また、そこで働く女性たちも。
たしか、姉妹で経営していると聞いたような気がする。
今年で37年になるそうな。
久しぶりにここに来たことを告げると、
”覚えております”と。
それだけで充分だった。
注文した オレンジティー
[当選したもの]
最近は、くじ運などが良いことを自認しておりますが、その通りのことがまたも起こりました。
「柴犬&犬友の日々」のMichyさんが、ブログ一周年を記念して企画したTシャツプレゼントに
ずうずうしくも 当選!!
そして、陸の写真をお送りした後に、記念のTシャツが到着しました!!
しかも、陸の誕生日当日に到着するという、Michyさんの暖かい心配りに感謝、感謝です。
Tシャツの洗濯の仕方なども記した丁寧なメモ付きです。
ご覧のように、陸もMichyさんの犬友に加えて頂きました。
どれが陸かは、のちほど。(分かりやすいかも)
Tシャツの裏側には、可愛いミッチーちゃん。↓
≪誕生日の陸≫
昨年、チヨロギさんに頂いたバンダナを今年も着けて、祝いました。
[正解発表]
Tシャツの中の陸について、正解発表します。
「riku-log」が陸。
人(犬)一倍、顔がデカイのが特徴です。(態度もデカイ?)
分かりやすかったでしょうか?
『志の輔らくご in PARCO 2008』 (追記あり) [落語]
落語の秋 [落語]
御茶ノ水駅で降りて、神田明神へ向かう。
今回はここで落語を聴くという企画。
田中優子氏(法政大学教授)が塾長になっての【神田かるちゃー倶楽部・明神塾】でのこと。
聖橋で立ち止まって、神田川を見下ろす。
案の定、『檸檬』の歌詞が頭の中でぐるぐる廻った。(その記事はこちら)
出会いの秋 [落語]
天高く馬肥ゆる秋、食欲の秋、芸術の秋・・・秋にはいろんな冠が付く。
これに便乗して、出会いの秋、というのはどうだろうか?
ブログを通して交流のある、missoちゃんから、嬉しい落語のお誘いを頂く。
missoちゃんといえば、まずは落語。
それも、落語の台本も手がけようかという、本格派です。(もうとっくに作家かも)
その他の情報としては、あの藤原紀香さんと同年齢ということ。
そして、どうやら「Dr.コトー」の吉岡秀隆クンにそっくりらしい。
ここで待ち合わせ