『ラスト・フレンズ』 [テレビ]
ドメスティック・バイオレンス(DV)や、性同一性障害が前面に扱われて、これまでのドラマとは違う注目が集まった。
旬の俳優たちを使うことで、DVの恐ろしさが身近になり、異性を愛せない切なさが伝わったと思う。
過去形で語られるナレーションが、これから起きる不幸を暗示しているようで、目が離せなかった。
ドラマはどんな結末を迎えるのだろう?と思いながら。
ところが。。。
良く言えば、救われる結末だった。
正直に言えば、夢のように思える結末。
途中からこのドラマを観始めた私のように、
回を追うごとに視聴率が上がって注目度が増したことにもよるのだろう。
テレビが与える影響力を意識せざるを得なかったに違いない。
・・・この結末からそう思ったのは私の勝手な感想で、本当のところは分らない。
実は、製作者側の意図を伝えるスペシャルトーク↓が、最終回放映の2日前に予定されていた。
【TVドラマは社会を変えられるか ~『ラスト・フレンズ』が発信するメッセージ】
この催しを知りながら、あっけなくスルーしてしまったことが今となっては悔やまれた。
そういえば、『OUT』 (桐野夏生著)もそうだった。
この小説は、テレビだけではなく、映画化や、舞台化もされ、それぞれに高い評価を得ているが、
結末は必ずしも原作通りには描かれていない。
いわば犯罪者である主人公が、外国へ逃げおおせるというのが、桐野が描いたラストシーンだった。
社会倫理に反するこの結末を、映画や舞台では描けても、テレビでは難しい。
テレビでは反響が大きすぎるというべきか。
それでも、テレビドラマの時計は少しずつ廻っているのだろうか?
※※※※※
[新宿にて]
時計が確実に廻っている、新宿から。
地下通路
伊勢丹地下入口
【JPエバンのエクレア】 毎週金・土・日に復活販売(夏まで)
≪陸の一週間≫
陸の先週の時計から。
散歩中に。
散歩後に。
カメラにも気付かず。
『相棒』 [テレビ]
飼い主のご婦人が、陸をカルタちゃんと間違えたため、互いに自己紹介することに。
“ウチのは、相棒っていう名前なんですよ”
≪えっ、相棒っていうと、あのテレビの?≫
思わず、念を押す私。
ご婦人がハニカミながら頷くところをみると、これは正夢だろうか?
というのは、昨夜BSで【相棒~シーズン3】を観たばかりで、そのことが頭から離れなかったから。
その第1話を途中から見始めて、興味が湧いてきたところで。。。zzz。
目が覚めたらもうドラマは終わっていた、という何とも悔しい展開。
夫はその前からウトウトしていたから、犯人がいったい誰なのか、互いに分からず仕舞い。
地上波では、『相棒~シーズン6』を終えたばかりだから、『シーズン3』は、かなり前の放送ということになる。
一話完結のこのドラマの結末を誰か教えて欲しい、今すぐ。
昨晩からずっとそう思っていたところだったから、犬を見ても『相棒』と思うなんて。。違う、違う。
これは本当の話。
≪あの~、それで犯人は誰なのか教えていただけくわけには。。。?≫
度胸を決めて、およそ常識外のことを訊ねてみたのは、相棒クンの飼い主ではなく、テレビ局に。
しかし、テレビ朝日の対応はまるで素っ気なかった。
”BS朝日のことは管轄外なので”
聞き方を変えて、今度はBS朝日に電話してみた。
≪再放送はあるでしょうか? ちゃんと見れなかったので≫
こちらの対応は打てば響くようで、とても心地よかった。
“再放送の予定はありませんが、翌週を見れば大体分かりますよ。今週と連続してますので”
なあ~んだ。
それでも待ちきれず、この番組の長年のファンである、友人にも記憶を辿ってもらったばかり。
今夜はゆっくり眠れそうだ。
(注)なお、上の写真と本文とは関係ありません。相棒クンの写真は次回お会いした時に。
ところで、テレビを観て寝入ってしまったのは、昨日友人と桜見物に出かけた疲れもあって??
以下の写真は、ほぼ歩いた順序どおりに。
まだ充分に見ごたえのある桜だった。
ここまで歩いたのは、花より団子の例えもあって。。
こうしたハカライも (ここでは休憩せず)
言問団子 (店内で)
長命寺さくら餅 (おみやげ)
亀十のどら焼き (おみやげ)
梅園のお雑煮 (店内で)
ともかくも楽しい桜見物だった。
そのせいか、留守番の陸はといえば、呼んでもこちらを見ようとしなかった。 とほほ。
※※※※※
[風物詩]
4月はじめの風物詩から。
やっぱり、桜が持ちこたえてくれてよかった。
入学式にはやはり、満開の桜がよく似合う。
高田馬場駅の光景から。
[頂きもの]
yayoiさんから、陸のカレンダーをお送りしたお礼にと、過分のお返しを頂戴しました。
大変恐縮しています、有難うございました。
サン・ルイ洋菓子店(金沢)の焼き菓子
『マチベン』 [テレビ]
2006年度の向田邦子賞を、井上由美子さん(脚本家)が受賞した。(4月10日読売新聞より)
対象となった作品は、『マチベン』(NHK)。
この賞は、向田さんが亡くなった翌年に創設され、毎年優れたテレビドラマの脚本家に贈られる。
今年で25年の歴史がある。(詳細はこちら)
ちなみに、2005年度は『女王の教室』(日テレ)の遊川和彦氏。
私の好きなドラマ『すいか』(日テレ)も、2003年度に受賞している。(脚本は木皿泉氏)
向田賞受賞は、『ひまわり』(NHK朝ドラ)、『きらきらひかる』(CX)以来の井上ファンを自認する私にとって、嬉しいニュースだった。
井上さんといえば、『白い巨塔』(CX)でも知られ、キムタクとのコンビ(『GOOD LUCK!』・『『エンジン』等)も多い。
それらの高視聴率番組ではなく、むしろ視聴率には恵まれなかった、地味なドラマでの受賞だったから、ことさら意義深い思いだった。
『マチベン』は、NHKの土曜ドラマ枠で、ちょうど1年前の4月に放送された。(全6回)
題名の「マチベン」とは、町医者のように身近な、町の弁護士という意味。
依頼を待ち続ける「待ち」という意味もあるとか。
紹介者不要・着手金なしで、依頼を引き受ける弁護士たちのドラマ。
主人公・天地涼子(江角マキコ)は、検事あがりの弁護士、いわゆるヤメ検。
涼子が法廷で被告席に座る、衝撃的な場面からスタートする。
罪名は、殺人未遂。
涼子は、罪を肯定するかのように、何も語ろうとしない。
弁護するのは、祖父が元最高裁判事で、父も大物弁護士という超エリート弁護士・神原(山本耕史)
相対するのは、かつての婚約者でもある、エリート検事・松尾(沢村一樹)。
場面はそこで一年前に遡り、涼子が弁護士としてかかわった個々の裁判ケースを回想する。
その中で、彼女がここに至るまでの理由と、その弁護士としての力量のほどを見せてくれる。
「私はまた勝ち目のない事件にぶつかっています。たぶん100人弁護士がいたら、99人は避けて通るような仕事です。でも、だから、私は最後の1人になろうと思いました。
その理由はもちろん誰も知りません、あなたの他には・・・」 (第1回放送分より)
「あなた」とは、涼子からこの手紙を受け取った、服役中の殺人犯・深川(竜雷太)。
涼子は、かつて深川の事件を担当した検事だった。
自首し、犯罪の証拠もあったから、無期懲役の求刑は揺るぎないものと思えた。
しかし、控訴せず刑が確定した後に、深川のアリバイと思える写真を偶然に見つけてしまう。
深川は無実ではないだろうか?
冤罪ではないだろうか?
そして、この事件の真相を究明するために、涼子は検事を辞めた。
「勝ち目のない事件」に勝利したあとでも、いつも、涼子の思いは深川の事件に立ち戻る。
真実を知りたい、という思い。
真実はいつも自分の予想をはるかに超えている、という思い。
そのために、相手の罠にも嵌り、逮捕される。
テレビを観ている者には、涼子は無実だと分かるが、それを全く抗弁しない。
そして自分が逮捕されたことで、真犯人が誰かを知ることになる。
江角マキコの復帰第一作で、彼女がノーメークで登場したことも話題になった。
かつて録画したDVDをいまあらためて観直しても、深い感動を覚えずにはいられない。
向田邦子賞を受賞したことで、記憶にも記録にも残る作品になった。
このドラマから余談を二つ。
同じ弁護士事務所(えびす堂)所属として、他に沢田研二や小林隆、そして中島知子(オセロ)などが登場する。
特に中島は、バツイチで子持ちの弁護士、そして大阪出身の設定だった。
実際には、京都出身の沢田研二は、標準語仕様(使用)なのに。
彼女はネイティブな関西弁で、「アホか!」などと、言いたい放題。
でもそれが、少しも嫌味ではなく、正直な気持ちを表して、胸に心地よく納まった。
そして、井上由美子さんの出身地をチェックしてみれば、なんと兵庫県!
関西弁が小気味いいはずだった。
そして、もうひとつの話題として。
第1回に登場した役者のうち、未成年の放火犯を、松山ケンイチが演じていたのには、ビックリ。
今週から始まったドラマ、『セクシーボイスアンドロボ』(日テレ)の主演・ロボ役も彼だった。
女好きのロボットオタクという役どころを器用にこなして、なかなかのもの。
いま旬の役者、ということが出来よう。
ドラマのユニークさに惹かれて、スタッフを見れば、なんと脚本は、「すいか」の木皿泉さん!
向田邦子賞つながり、でした。
※※※※※
[お出かけ]
先週土曜日に昼・夜、2回のお出かけ。
①昼
「メイコイワモト/福井洋一のDolceVita」の福井洋一さんが出品された、「写実画壇展」に。
最終日に滑り込みです。
福井さんが描かれたのは「不在の晩餐」。(作品はこちら)
その作品に登場する、寝そべっている犬にご注目を、そして犬の目にもご注目を!
陸の目を参考にされたそうです。
そう記事に書かれてあったので、早速実物を拝見して参りました。
そして会場で、運よく福井さんにもお会いすることが出来ました。
そこで、陸の正面写真(目がよく分かるもの)を思わず手渡してしまう暴挙に??。
我ながら、意味不明です。(汗)
「写実画壇展」 会場
美術館近くにある 時忘れじの塔
②夜
「清水ミチコのお楽しみ会2007 リップサービス」 (草月ホール)へ。
デビュー20周年とのことで、初めての清水ミチコさんでした。
小宮悦子さんの離婚、三浦和義氏の万引きなど、旬な話題も取り入れての盛りだくさんな内容。
文字には出来ない、ライブならではの小ネタもあって、楽しみました。
彼女には、あくどさや嫌味がなくて、スッキリとした笑いです。
特注のティッシュは全員に配布 原価6円だそうです
会場内の注意信号?
≪今週の陸をめぐる風景≫
旬な風景とありふれた風景
投票日当日の選挙掲示板 たしか14人が立候補した
猫とにらめっこ
犬とはなかよし
いつもの陸
『魂萌え!』 [テレビ]
桐野夏生氏(作家)の『魂萌え!』がテレビ(NHK)で放映された。
同名の小説を読んだのは、ずいぶん前のことだったような気がする。
華やかなピンクの装丁が目を惹いた。
“とことん 行きなさい。”
普段には、邪魔だと思う本の帯も、この拡大文字が気に入って、まだ捨てないでいる。
夫が心臓麻痺であっけなく亡くなって、世間に突然放り出された、59歳の主婦・敏子(高畑淳子)を主人公に物語は展開する。
反対を押し切って渡米したまま長年帰国せず、現地で結婚するも挫折感漂う、長男(山本太郎)。
家を飛び出し同棲しながら、コンビニでバイトする、長女(酒井美紀)。
頼りない子供たち。
争うほどの遺産ではないのに、それを当てにする長男、その長男に対抗しようとする長女。
といっても、それは大きな諍いにはならない。
敏子にとって衝撃的だったのは、共に穏やかに過してきたと思った夫に、十年来の愛人・伊藤(高橋恵子)が居たと知ったこと。
意外なことに、伊藤も決して若くはない。
それを説明するかのように、一緒に蕎麦屋を営む娘夫婦を登場させている。
原作では、伊藤の白髪がキラリと光る場面が用意されていたが、テレビでは真赤なペディキュアを塗った足元を象徴的に見せていた。
夫が伊藤に預けた、ゴルフの会員権を取り返すために、蕎麦屋に出向く敏子。
白っぽいスーツ姿の敏子だが、ノースリーブのインナーウエアは、鮮やかな赤。
上着を手に抱えて、むき出しの赤が映えていた。
インナーの赤とペディキュアの赤。
二人が対決する場面には、赤が色を添える。
主婦が家に帰りたくない時に、行き場がなく、カプセルホテルに泊まるという設定は、倹約もあって、案外現実的なことかも知れない。
そして、長年そこに住み着いている老婆に出会い、身の上話を聞かされ、その代金として、1万円を巻き上げられるシーンが、ユニークで可笑しい。
桐野氏の自由な発想が、如何なく発揮されている場面だ。
「人はいろいろあって、人生ですから」
敏子が、静かにそう話す終盤に作者の思いが込められている。
世間の荒波に巻き込まれ、傷つくしかなかった敏子が、やがて自分を見出して行くさまは、とてもすがすがしく、魅力的だ。
魅力的といえば、時折り流れる、フラメンコギターの演奏が主人公の気持ちを映し出していて、心に残った。
来年には、映画も公開されるという。
今回のテレビ版では、原作に忠実で、丁寧に作られていた。
これが初主演という、高畑淳子の確かな演技力に圧倒されるばかりだった。
表情だけではなく、声までもが敏子を生きていた。
[柿ピー記事(追加)]
11月2~5日に、東京ドームシティで「大にいがた物産展」が催された件、会員(№23)として報告いたします。
看板があちこちに
定番土産のヒミツを掲載
柿の種売り場 盛況
買いました 700円也
柿の種以外に買いました (他にもあるが、多いので省略)
≪連休中の陸≫
いつもと同じスケジュール?をこなす。
立ったり
座ったり
休んだり
『麗子の足』 [テレビ]
この2日、演出家の久世光彦さんが急逝した。
最近では、演出だけでなく文筆家としても活躍していた。
それでも、久世さんというと、テレビドラマ「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」をすぐに思いつく。
亡き向田邦子さん関連のドラマが多かった。
その後もたしか数年前まで、久世演出の「向田邦子ドラマスペシャル」が年一回、一月初旬に放送されていたように思う。
小林薫や田中裕子、加藤治子がドラマの常連で、黒柳徹子がナレーターをつとめるのが常だった。
久世さんと言うと、必ず思い出すドラマもそんな中の一作。
『麗子の足』。
1987年(昭和62年)1月7日、「向田邦子新春スペシャル」として、放送された。
向田さんが亡くなって、5年が経っていた。
『麗子』は、岸田劉生の「麗子住吉詣之立像」から。
よく見かける上半身の「麗子像」とは違って、全身の「麗子」、立っている「麗子像」である。
有名な 『麗子微笑』
描かれている「麗子」の素足を観察すると、親指と人さし指の間が離れている。
これは、下駄を履いて育った日本人だからこその特徴だ。。
エッセイで彼女が述べた、ほんの数行をもとに、このドラマが作られたと聞く。
脚本は寺内小春さん。
すぐれたテレビドラマの脚本家に贈られる、向田賞(第5回)をこの作品で受賞している。
「・・・本当に50年も経ってしまったのでしょうか。あの頃のことを想うと甘酸っぱいような、胸が痛くなるような、そんな気持ちになります」
黒柳徹子のナレーションが今も耳に鮮やかだ。
主人公は、女学校の教師で三人姉妹の長女、礼子。
ニ・ニ六事件で自決する、いとこで軍医の総一郎との悲恋が描かれている。
幼い頃から近い存在で、互いに好意を抱きながら年齢を重ね、それでも最期まで相手への想いは口にしない。
教師・長女・軍医・いとこ、という互いの立場を意識するがゆえに。
やがて、総一郎がニ・ニ六事件に加わってしまったがゆえに。
。。。互いの想いをを伝える時間を失ってしまう。
画面からは、互いの心情があふれているのに、そうしたセリフがない。
言葉が氾濫する時代だからこそ、言葉によらず、映像で伝えようとしているかのようだ。
素足の「麗子像」を前にして、二人が互いに足袋を脱ぎ、足を見せあう。
日本人は下駄の鼻緒をはさむから、二本の指は離れている。。
お互いいとこだから、足の形が似ている。。
同じ血が流れている。。。
と繋がっていくセリフは、ここで留まる。
このクライマックスシーンが、互いの熱い想いを強く伝えていて、なお哀しく映る。
向田さんは「麗子像」を見て
≪童女のようにも見えるが、意地悪な老婆にも見える≫と言ったそうな。
彼女らしい正直な感想かもしれないが、私はそんな彼女が少々苦手だった。
意地悪な老婆は、向田さん自身に思えてしまう。
はてさて、向田さんはこのドラマを観たら、どんな感想を持ったことだろう。
向田さんの飛行機事故死から25年の今年、久世さんの訃報に接することになった。
TBSで先輩だった、大山勝美さん(テレビプロデューサー)は
「惜しまれる現役でのサドンデスなのだが、老醜を嫌った久世らしい美学的最期ともいえる」(「朝日新聞」3月4日夕刊より)とコメント。
向田さん、久世さんともに慌しい旅立ちだった。
《きのうの陸》
陸の座り姿
陸の立ち姿
それはまた別の話 [テレビ]
昨日、いとこの家を訪ねた。
この一週間は、想定外?の出来事に追われ、正直なところ目が回るほどの忙しさだった。
陸の病気もその一つだったが、おかげさまで、順調に回復している。
そして、いとこに会うのも、突発的な事情によるものだった。
いとこの家に着いて、何気なく本棚に目を移すと、なんと『歌バカ』の文字が。。
≪ええっ、平井堅のファンだったっけ?≫
「そうだよ。知らなかった?これ、娘が予約して発売日に買ってきたの」
いとこは、私と同学年。
こんな身近にファンがいたなんて、それも年齢層もぐっと高めの。
恐るべし、平井堅サマ。
平井堅 『歌バカ』
『歌バカ』を聴きながら、結構深刻な話が続いた。
最近の歌を集めた「ディスク2」から聴き始め、次に「ディスク1」にCDをチェンジ。
その1曲目が流れた。
あぁ、『Precious Junk』だ!
これは、テレビドラマ【王様のレストラン】(CX)のエンディング・テーマとして知られている。
三谷幸喜脚本のこのドラマは、1995年放映というから、もう10年も前のことになる。
三谷ファンの間では『王レス』と呼ばれて、もっとも評価の高い作品だ。
王様のレストラン DVD-BOX La Belle Equipe
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2003/09/03
- メディア: DVD
このドラマが放映された当時のことは、10年を経ても忘れない。
毎週水曜日この時間は、区主催の「手話教室」に通っていた。
望んで始めた手話だったが、修得するのは、そう簡単なことではなかった。自分の甘さを思い知らされる日々が続いていた。
仕事を持っていたから、やがて、時間的にも精神的にも負担になった。
友人の間で、『王レス』が評判になっていても、リアルタイムでは観れずじまい。
最初から観れないから、ビデオに録る気持ちにもならなかった。
教室が終わった後は、区役所に程近いレストランで、手話に対するグチをこぼすのが、いつもの決まりになった。
それでも、なんとか最後まで、手話教室には通い続けた。
予想していたとおり、全くモノにはなっていない。
その後、何度目かの再放送をやっと録画して、『王レス』をじっくり鑑賞したのは、最近のこと。やっと作品に追いついた気持ちだった。
ただ、グチを聞いてもらった、レストランは今年お店をたたんだ。
また、手話を始めてみようか。
。。。「それはまた別の話」。
《今日の陸》
皆さまから、暖かいお心遣いを頂き、有難うございました。
足は回復しつつあります
来年の干支 陸の分身?
『トリビアの泉』から [テレビ]
突然飼い主が倒れたら、犬はどうするか?
こんな実験を、テレビ『トリビアの泉』(CX)でやっていた。
うちの犬だったら?、と飼い主なら一度は考えたことがある、と思う。
100頭の雑種犬で実験した結果、助けを呼んだわんこはゼロだった。
自宅に帰ったり、倒れた飼い主の背中に乗ったり、オシッコをヒッカケたり、ぐるぐると走り回ったり、と、いろんな表情を見せたが、助けを呼ぶには至らなかった。
一方、訓練された災害救助犬は、全速力で助けを呼び、戻ってきた。
犬の心を試したことを、謝りたいほど、見事な対応だった。
さて、陸は? (陸の母 記す)
やっぱり、顔をそむける?