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小さなお花見 [柴犬]

3月28日、東京都心の桜が満開になった。(気象庁発表)
「観測開始以来、3番目の早さ。九州よりも一足先に見ごろを迎えた」(3月29日付朝日新聞)。

ご近所の桜も満開~。

       
             満 開 !

       
             どこからみても満開 !

なお、BGMは流行りの「コブクロ」でお願いします。
♪桜の花びら散るたびに届かぬ思いがまた一つ

桜 Spring Package

桜 Spring Package

  • アーティスト: コブクロ, 小渕健太郎, 黒田俊介, 21STREETリスナーの皆さん
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/02/08
  • メディア: CD

 

嫌がる陸を連れて、このお宅にお花見へ。ご近所では桜が有名なお宅です。

       
             遠慮します

 

なんで嫌がるの?

 

       
             お宅 ヒント 1

       
             お宅 ヒント 2 (大きいヒントです)

 

もうお分かりのことと思います。

 

       
             すぐそばを電車が通る

       
             お隣のゴールデンに吠えられる

 

やっぱり、【踏み切りは鬼門】
まだまだ修行が必要です。

 

同じ日に、電車内から観た桜のトンネル。

 

       
             行きの電車で (失敗作)

       
             帰りの電車で 

車内の目を気にしながらのパチリ。
まだまだ修行が必要です。

 

《今日の陸》

小さなお花見の翌日。

       
             本領発揮

この後は。。。

       
             眠る準備

       
             目をつむって

       
             横になる

       
             もっと横に

       
             もっともっと横に 


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月影十番勝負 第十番 『約束』 [演劇]

3月下旬、23日・24日と立て続けにニ作品を観劇した。
とても対照的な二つの演目。

認知症が進む老学者が、ネットの掲示板に書き込みしたことから始まるストーリー。
地人会第100回公演 【流星に捧げる】 (作:山田太一、演出:木村光一)

護送中の女囚をめぐるストーリー。
月影十番勝負 第十番 The FINAL SASORIIX 【約yakusoku束】 (作:千葉雅子、 演出:池田成志)

      
        配られたチラシの量が違う 左:月影 右:地人会
            
圧倒的に面白かったのは、後者。
実はこの作品、愛読している【もちまきっちんさんのブログ】で教えて頂いた。
「月影十番勝負」というから、てっきり時代劇だと思い込んで、スルーしていた作品だった。
今回初めて、「月影」は、高田聖子(劇団☆新感線)座長の演劇ユニット名だと知った次第。
1995年に壱番がスタートしたというから、年に一作のペースとしても、今年ですでに11年目。
今回がめでたく?十番のFINALを迎えたことになる。
パンフレットで壱番~九番の軌跡を眺めるにつけ、見逃したことへの後悔が渦巻く。

       
             TheFINAL SASORIIX 『約yakusoku束』

SASORIIX 『約yakusoku束』は、題名からして、『女囚さそり』と『約束』を合体したふう。
その昔名を馳せた、梶芽衣子の出世作「女囚さそりシリーズ」。
刑務所を脱獄し、刑事や暴力団に追われながら、復讐を重ねて行く、バイオレンスアクションもの。

女囚701号 さそり

女囚701号 さそり

  • 出版社/メーカー: 東映
  • 発売日: 2002/07/21
  • メディア: DVD


そして『約束』は、岸恵子と萩原健一の共演作品。
女囚(仮出所中)と強盗犯(逃亡中)とが、列車内で知り合い、つかの間愛し合う悲恋もの。

約束

約束

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • 発売日: 1991/03/29
  • メディア: ビデオ

犯罪を犯して拘留中の主人公が、精神鑑定の必要から別の施設へ護送される。
同行する女性刑務官、刑務官の夫の不倫相手、車内で知り合うチンピラ風の男、事故のため途中下車して宿泊した旅館の仲居、刑務官から逃げてもぐりこんだ先のスナックの女性経営者、スナックのパート従業員、女性常連客とその夫。
脚本の千葉、演出の池田を含めた、7人の出演者たちが入れ替わり立ち替わり演じ分けていく。
もっとも護送前にも芝居は始まっているから、漁村で働く女性たち、その息子、養護施設の経営者と従業員、ステーキハウスのコックと経営者、etc. も登場する。
これら多種多様な人物たちには、
「人の愚かさを肯定する芝居を書き・・・バカ哀しい芝居をやってる」(『約束』パンフレットより)
と自らを語る千葉雅子が、それぞれにストーリーを用意している。
そのことが多少内容を複雑にもしているが、登場人物一人ひとりの存在感は増している。

女性刑務官にスナックで働いているところを見付かって、再び護送車に乗り込む覚悟を決める。
ところが、列車の出発までに数時間あることが分かって、つかの間のカラオケパーティ。。

♪まっすぐ行こうか曲がろうか あなたひとりにかけた恋・恋
♪I want you love me tonight
                    橋本淳作詞 『恋の十字路』より

歌謡今昔物語

歌謡今昔物語

  • アーティスト: オムニバス, 大西ユカリ, 渚ゆう子, 倉橋ヨエコ, 黛ジュン, 奥村愛子, 奥村チヨ
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 2005/04/20
  • メディア: CD

欧陽菲菲顔負けの歌唱力で、高田聖子が歌い踊りまくるシーンが今も耳に目に焼き付いている。

カラオケパーティの途中で、刑務官は彼女を残したままその場を立ち去ってしまう。
護送車にも乗れず、この土地にももう居られない、彼女はいったいどこへ行くのだろうか?

2時間20分休憩なしで突っ走った『約束』、哀しさが残った。

楽日の二日前ということで、観客席にはやはり有名人が姿を見せていた。
ラーメンズ片桐、渡辺えり子、鴻上尚史、そしてクドカンこと宮藤官九郎。
小さい劇場なので、いや応なくその姿を間近で見ることになった。

  
    劇場近くにある名所?カタログハウス      プーク人形劇場

 

ところで、春分の日(3月21日)、東京都心で桜の開花宣言があった。
平年より一週間程度も早い予報。
それにしても、昔から比べると桜の季節は早まっている。
近年は入学式ではなく、卒業式シーズンに桜が舞うようになった。

       
             近所の公園の桜 (3月25日撮影)

       
         今日(25日)卒業式 早咲きで知られる桜(3月20日撮影)

 

《きょうの陸》
       
       
             二匹の猫にあう

       
             何か気になるものが    


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チャンス [記憶]

先月、佐々木かをりさん(【イー・ウーマン】代表取締役)の講演を聴く機会があった。
佐々木さんというと、かつて「ニュース・ステーション」(テレ朝)で、フリーランスの海外リポーターとして活躍していたという記憶があった。
講演でも当然のことながら、そのことが取り上げられた。
誰でも、どうやってリポーターの仕事を手に入れたかに興味があるが、彼女の場合それは、数々の小さな選択の結果だった、という。

       
               講 演 会 場

数年ぶりに、大学時代の先輩(雑誌編集者)から英文の翻訳を頼まれ、その原稿を届けに、先輩のオフィスを訪ねたことからチャンスは広がる。
その時の雑談で、先輩が昨日飲みに行ったお店の話になった。
お店には「ニュース・ステーション」の担当者が居て、リポーターを探している、という話だった。
「君みたいな人いいんじゃないかなあ、興味ある?」
と聞かれて、全くそういう仕事を考えたこともないのに
≪よくわからないけど、紹介してくださいますか?≫と答えたのが発端だった。
ところがその翌日、先輩が局へ電話すると、スタジオ見学ならどうぞ、という対応だったという。
スタジオ見学の趣味はないけど、と思いながら、それでも彼女は局に電話してみる。
そして、リポーターのことは忘れて、スタジオ見学をする。

結果、彼女は番組のリポーターに選ばれるが、ここに至るまでいくつもの小さな選択があった。
・毎年、その先輩に年賀状と暑中見舞を出していたこと
・頼まれた翻訳原稿を郵送せずに届けたこと
・予想外の仕事を受け入れる気持ちがあったこと
・スタジオ見学を断らなかったこと


「毎日の行動や考え方の一つ一つを自分が自分の意志で選択をしていくと、その集合体として、チャンスがあるのではないだろうか」(「自分が輝く7つの発想」より)
この積極性が彼女の身上だろうか。 現実も是非こうであって欲しい。

自分が輝く7つの発想―ギブ&テイクからギブ&ギブンへ

自分が輝く7つの発想―ギブ&テイクからギブ&ギブンへ

  • 作者: 佐々木 かをり
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 文庫


そういえば、古い話になるが、『チャンス』(原題BEING THERE)という映画があった。
主演した、ピーター・セラーズファンの友人に誘われて観たことを覚えている。
ピーター・セラーズというと、ピンクパンサーのクルーゾ警部で知られているが、この作品はこれまでの彼のコメディ路線とは少し趣きが異なっていた。
たしか、アカデミー賞にもノミネートされた作品だったと思う。

チャンス

チャンス

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • 発売日: 2001/07/06
  • メディア: DVD


大富豪に雇われる庭師で、読み書きも出来ず、テレビでしか世間を知らない主人公が彼。
雇い主の死をキッカケに大富豪宅を出る羽目になった、庭師のチャンス(Chance、the gardener)
が、実業家のチョンスー・ガーディナー氏と間違われたことから、物語は展開していく。
カン違いの連続で、ついには大統領候補にまでのし上がるという内容だった。

この中で、彼には庭師から、大統領候補に至るまでの間、いくつもの選択があった。
それなのに、無意識の選択で、あれよあれよという間に上り詰めていく。
無垢な彼が、周囲の思い込みによって祭り上げられるさまが哀しくも可笑しかった。

いつの間にか、「チャンス」を全く違う場面で思い出していた。




 一方、こちらにも全く別の「チャンス」が。。。

今朝、お兄ちゃんのトラックを見つけて、乗る「チャンス」を窺う。

       
             お兄ちゃんのトラックに 乗りたいな

       
             あれれ、ここからは乗れないや

       
             お兄ちゃん乗せてくれないかな?

 

夕方、お兄ちゃんに会ってトラックに乗る「チャンス」が来た!

       
             ジャンプ! もう一回ジャンプ! 
           
       
             お兄ちゃん 乗れないよう(涙)


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春はあけぼの。。。 [日常]

立春、啓蟄を過ぎて、春を実感する今日この頃。

       
             ウチから見える春 (梅)

       
             台所にある春 (蕗のとう)

 

春はあけぼの
やうやうしろくなりゆく 山ぎは 少しあかりて
紫だちたる雲の 細くたなびきたる

『枕草子』(清少納言)のこの一節が、春を愛でる気持ちを教えてくれる。

今年は春一番が遅れて話題になった。
このところ、気温が上がったり下がったりの「三寒四温」が続く。
きのうの日曜日は、風が強く暖かい、さしずめ温の日。
今日は、冬型に変わって上空に寒気が舞う、さしずめ寒の日。
コートを脱いだり、着たりと忙しい。


一方、春はこんなところにもあった。

       
             【紫野和久傳】の春限定 「春のにがみ」

       
             【セブンイレブン】の限定企画 ボウルプレゼント

 

陸は、日曜日にシャンプーして、ホワイトディへの身支度を整える??
シャンプー嫌いな陸も、お店までのドライブは、嬉しくてウレシクテ。


陸にはまさしく春気分。

       
             うっしっし~

       
             高いところから見たいんだ

       
             これ、邪魔

 

陸を待つ間、ニンゲンたちは巣鴨の【とげぬき地蔵尊】へと繰り出した。
「おばあちゃんの原宿」も春の匂いがした。

       
             とげぬき地蔵尊 高岩寺

       
             痛いところに お線香の煙を

       
             洗い観音で 頭を特に念入りに 

        
             商店街で買った品々

 

この日会った、カルタちゃんもシャンプーしたばかり、気が合うのね??
陸が一緒じゃなかったから、人懐こいカルタちゃんだった。


陸が居てもこうだといいのに。。。春はまだまだ。

       
             カルタちゃん カメラ目線 (3月12日)

       
             カルタちゃんが寄ってくる (3月12日)

       
             いつもの?カルタちゃん (3月10日)

 

《今日の陸》

       
             自転車も好き            


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『麗子の足』 [テレビ]

この2日、演出家の久世光彦さんが急逝した。
最近では、演出だけでなく文筆家としても活躍していた。
それでも、久世さんというと、テレビドラマ「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」をすぐに思いつく。
亡き向田邦子さん関連のドラマが多かった。
その後もたしか数年前まで、久世演出の「向田邦子ドラマスペシャル」が年一回、一月初旬に放送されていたように思う。
小林薫や田中裕子、加藤治子がドラマの常連で、黒柳徹子がナレーターをつとめるのが常だった。
久世さんと言うと、必ず思い出すドラマもそんな中の一作。

『麗子の足』。

麗子の足

麗子の足

  • 出版社/メーカー: ビデオメーカー
  • 発売日: 2005/09/22
  • メディア: DVD

1987年(昭和62年)1月7日、「向田邦子新春スペシャル」として、放送された。
向田さんが亡くなって、5年が経っていた。
『麗子』は、岸田劉生の「麗子住吉詣之立像」から。
よく見かける上半身の「麗子像」とは違って、全身の「麗子」、立っている「麗子像」である。

       
          有名な 『麗子微笑』

描かれている「麗子」の素足を観察すると、親指と人さし指の間が離れている。
これは、下駄を履いて育った日本人だからこその特徴だ。。
エッセイで彼女が述べた、ほんの数行をもとに、このドラマが作られたと聞く。
脚本は寺内小春さん。
すぐれたテレビドラマの脚本家に贈られる、向田賞(第5回)をこの作品で受賞している。

「・・・本当に50年も経ってしまったのでしょうか。あの頃のことを想うと甘酸っぱいような、胸が痛くなるような、そんな気持ちになります」
黒柳徹子のナレーションが今も耳に鮮やかだ。

主人公は、女学校の教師で三人姉妹の長女、礼子。
ニ・ニ六事件で自決する、いとこで軍医の総一郎との悲恋が描かれている。
幼い頃から近い存在で、互いに好意を抱きながら年齢を重ね、それでも最期まで相手への想いは口にしない。
教師・長女・軍医・いとこ、という互いの立場を意識するがゆえに。
やがて、総一郎がニ・ニ六事件に加わってしまったがゆえに。
。。。互いの想いをを伝える時間を失ってしまう。

画面からは、互いの心情があふれているのに、そうしたセリフがない。
言葉が氾濫する時代だからこそ、言葉によらず、映像で伝えようとしているかのようだ。

素足の「麗子像」を前にして、二人が互いに足袋を脱ぎ、足を見せあう。
日本人は下駄の鼻緒をはさむから、二本の指は離れている。。
お互いいとこだから、足の形が似ている。。
同じ血が流れている。。。
と繋がっていくセリフは、ここで留まる。
このクライマックスシーンが、互いの熱い想いを強く伝えていて、なお哀しく映る。

向田さんは「麗子像」を見て
≪童女のようにも見えるが、意地悪な老婆にも見える≫と言ったそうな。
彼女らしい正直な感想かもしれないが、私はそんな彼女が少々苦手だった。
意地悪な老婆は、向田さん自身に思えてしまう。

はてさて、向田さんはこのドラマを観たら、どんな感想を持ったことだろう。

向田さんの飛行機事故死から25年の今年、久世さんの訃報に接することになった。
TBSで先輩だった、大山勝美さん(テレビプロデューサー)は
「惜しまれる現役でのサドンデスなのだが、老醜を嫌った久世らしい美学的最期ともいえる」(「朝日新聞」3月4日夕刊より)とコメント。
向田さん、久世さんともに慌しい旅立ちだった。

《きのうの陸》

       
            陸の座り姿

       
            陸の立ち姿


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1月は往く・2月は逃げる。。。 [記憶]

冬季オリンピックも終わって、気がつけば早や弥生三月。

       
            我が家のお雛さま

       
            雛菓子あれこれ

一年のうちでも、一月から三月までは、ことさら早く駆け抜けるようだ。
そういえば、こんな語呂合わせを聞いたことがある。
≪一月は往く・二月は逃げる・三月は去る≫

春を待つ気持ちで、振り返ってみることにする。

       
            陸も思い出に浸る?

 

≪美味しいもの編≫


☆一月

       
           和菓子 【うさぎや】

        
           店先にならぶ一月

☆☆二月

       
           板前割烹 【分とく山】

       
        長嶋茂雄氏が描いた「新世紀生命富士」が入口に

  
  
  
  
             いただいた二月のお料理 (一部)

 

≪陸の行動編≫

☆一月

       
           つつじ公園デビュー

       
            すべり台はちょっと遠慮したい

       
           トラックの下はどうなっている

☆☆二月

       
           ベンチに座ろうか

       
            ついに運転席へ

       
           素早い身のこなし

≪そして。。≫

★一月に旅立った

       
           アルちゃん (昨年12月27日撮影)

★★二月に旅立った

  茨木のり子さん

もはや できあいの思想には倚りかかりたくない

もはや できあいの宗教には倚りかかりたくない

もはや できあいの学問には倚りかかりたくない

もはや いかなる権威にも倚りかかりたくはない

ながく生きて 心底学んだのはそれぐらい

じぶんの耳目 じぶんの二本足のみで立っていて なに不都合のことやある

倚りかかるとすれば それは 椅子の背もたれだけ 

                             『倚りかからず』より                                  

                     




≪昨日の陸≫

       
           耳をさわってね

       
           やっぱり疲れちゃった


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